ジュエリーのクリーニングについて
大切なジュエリーや思い入れのあるジュエリーも、年月が経つにつれて汚れてしまったり傷ついていしまったりすると、悲しいですよね。そんなジュエリーのクリーニングや、仕上げ直しについてご説明します。
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クリーニングをできる地金(金属)の種類について
ジュエリーとして販売されている地金のうち、クリーニングができる地金は、プラチナ、金、銀です。ステンレスやチタン製のお品物もクリーニングができる可能性がありますが、お品物によっては酸化等、化合してしまうものもありますので、避けた方が良いと思います。
プラチナのお品物の場合は、ご自宅で水洗いしていただくことが可能です(Pt850以上のものに限ります)。
金、銀製品のお品物も水洗いが可能ですが、金は酸化皮膜が表面につく場合もあります。また、銀製品も表面が硫化することがあります。
金、銀製品の場合は、どちらも酸化や硫化により表面が黒ずんでしまうことがありますが、金属自体が変質しているということではないため、電解洗浄等により綺麗にすることができます。
金製品や銀製品のお品物は、水洗いの頻度はなるべく抑えめにしてください。
仕上げ直しができる地金の種類について
ジュエリーとして販売されている地金のうち、仕上げ直しができる地金は、プラチナ、金、銀、真鍮です。(真鍮素材については、銅が酸化している場合があり、酸化している部分の仕上げ直しを行うことはできません)
ステンレスやチタン製のお品物は、表面が硬いため、ジュエリーとしての仕上げ直しを行うことができません。
プラチナ、金、銀、真鍮製のお品物の場合は、表面の酸化皮膜や硫化、汚れなどを電解洗浄で綺麗に落とし、その後仕上げを行なっていきます。仕上げを行うことにより、電解洗浄では落としきれない、表面に付着した汚れや皮膜の大部分を除去することができます。
また、仕上げ後には、それぞれの色に合ったメッキ仕上げを行うことで、汚れの付着や擦過による小傷を予防することができます。
小傷を除去する仕上げ直しについて
小傷を除去する仕上げ直しができる地金の種類も、プラチナ、金、銀、真鍮となります。使用による小傷も仕上げ直しによって綺麗にすることができます。しかしながら、深い傷まで除去してしまうと本体の地金が痩せ過ぎてしまうため、新品同様に完全に綺麗にすることはあまりお勧めしません。
深い傷がある場合は、ある程度残しながら仕上げ直しを行った方が本体へのダメージが少なくて済むため、極端な新品仕上げは行わない方が良いと思います。また、小傷を除去する仕上げ後には、それぞれの色に合ったメッキ仕上げを行うことで、汚れの付着や擦過による小傷を予防することができます。
宝石類の表面研磨について
小傷がついてしまった宝石類も、表面研磨によって綺麗に仕上げることができます。宝石の種類によっては表面研磨ができない場合もあり、また、深い傷の除去もできない場合もありますが、ほとんどの場合において、研磨前に比べて綺麗に仕上げることができます。
なお、表面研磨が可能かどうかの判断は、宝石類の内部等の精査を行わなければならない場合もあります。
ジュエリーの保管やお手入れについてはこちらをご覧ください。
https://www.jewelryreform.jp/column/columnlist/40.html
夢仕立ではジュエリーのクリーニングや仕上げ直し、小傷の除去、宝石類の表面研磨など、お客さまのジュエリーを綺麗にするご相談も承っております。ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。
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