この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 優子
世界四大宝石の1つとしても知られている「エメラルド」は、深い緑色が特徴的な宝石です。
見た目の美しさはさることながら、身に着けるだけでヒーリング効果や知恵を与えてくれるというエメラルドは、ほかにも魅力がたくさんあります。上品に輝く緑色の光は、古くからたくさんの人々に愛されてきたのです。
エメラルドの歴史はとても長く、今からはるか昔の紀元前4000年頃からすでに扱われてきたといわれています。また、古代エジプトでは、絶世の美女クレオパトラが愛していたというのも有名なお話しです。エメラルドの美しさは古くからたくさんの人々を虜にしてきたのです。 そんな人を惹きつけてやまないエメラルドは「愛」の象徴とされていて、「愛の石」との呼び名がつくほど愛の力が強いといわれています。そのため、幸せな結婚を守ってくれる石と言い伝えられており、結婚55周年の記念日は「エメラルド婚」と名付けられています。半世紀以上の時間をともにした夫婦には最適な言葉ですね。このエメラルド婚の記念日には、エメラルドをあしらったジュエリーをプレゼントとして贈るのが人気の演出となっています。 また、エメラルドの宝石言葉には「幸運」「幸福」「安定」「夫婦愛」などがあります。ほかにも「愛の成就」や「浮気防止」の効果もあるといわれていて、これから結婚を考えている方や夫婦仲をさらに深めたい方にもおすすめの宝石です。
東京都のK様。ホワイトゴールド製の1.5tエメラルドリングのジュエリーリフォームです。 もともとはお母様のゴージャスなPTのメレー取り巻きリングでした。 なるべく軽やかにとのご希望でしたので、裏からも横からもエメラルドに光が入る隙間の多いデザインにし、 しかも衝撃に弱いエメラルドを保護するよう周りを軽く囲むデザインをご提案させていただきました。
ご主人のエメラルドの紳士物三点セットをお持ちになり、何か作れないかとのとのご相談です。ご主人は全くご使用になられなたっかとのことで石は大変綺麗でした。そこでダイヤモンドのメレーを組み合わせ新感覚の一文字リングをご提案させていただきました。
東京都のK様。エメラルドの立派なリングです。雑誌で見たエメラルドのリングに虜になってしまい、どうしてもこのようなデザインに加工してほしいとお尋ねくださいました。 エメラルドは大粒で、透明度も高く、内包物も少なく、色も申し分ないため、慎重に加工いたしました。 加工途中で何回かおいで頂き、細部まで打ち合わせをさせていただき、無事出来上がりました。 大変難しいご注文でしたが、満足いただき、本当に有難うございました。
東京都のA様。大変綺麗なエメラルドリングです。 体型の変化に伴い指に入らなくなってしまったもの。 サイズ直しも考えたのですが、石が綺麗なのと誕生石でもあるので、思い切ってオリジナルデザインにオーダーリフォームをしたいとお訪ねになりました。 本当に綺麗なキズのほとんど無い高品質エメラルドです。 ご購入時点ではさぞかし高額であったろうと想像できます。 「夢仕立工房」ではこのような高額品も「保険」の対象になりますのでその点をご説明させていただきました。 一般的な取り巻きデザインですが、中石をできるだけ低くセットいたすとともに腕にもダイヤモンドをセットいたしました。 まったくイメージの違うリングの誕生にお客様も大喜びでした。また「保険」の充実も大変安心できると喜んでいただきました。 本当にありがとうございます。
東京都のF様。四角いエメラルドの裸石をリングにリフォームなさりたいというお客様のご相談。 石は形がほぼ同じでしたのでそれを生かして、角ダイヤモンドと組み合わせて斬新なデザインの一文字リングをご提案させていただきました。 スッキリとしてオシャレなリングに出来上がりました。
神奈川県のO様。ホワイトゴールドのエメラルド0.85ctデザインリングのリフォームです。 シンプルな腰高のエメラルドリングをあまり飛び出さない低いセッティングのデザインにしたいとのご希望でした。 エメラルドは傷もなくとても綺麗でしたので、腕の上部にダイヤモンドを少しセットし、エメラルドの綺麗なグリーンをより引き立たせるデザインをご提案させていただきました。このほかに下取地金のチェーンがありました。
葛飾区からお越しのN様です。Ptエメラルドリングをお持ちになりました。 お亡くなりになったお母様からの思い出の品物なので、着けたいのですがこのままでは自分の指には大きすぎて着けられい。 デザインはこのままで何とかなりませんか?とのご相談です。まことに難しいご希望です。 デザインそのものは変えられませんので、アイテムをリングからペンタントに変更することをご提案しました。ここからが大変です。 リングの頭だけ残してペンダントにするのは一見簡単そうに思えますが、実際には簡単にはいきません。 リングの石座の底は指に沿うような曲面でつくられています。一方ペンダントの石座の底は逆に鍋のような曲面で作る必要があります。 またバチカンは商品全体の重心線の上に取り付けませんと、お辞儀をしてしまいますので、正面を向きません。 このように色々制約があり、場合によっては最初から造った方が安く出来ることも多いのです。 今回も両方の見積もりを取りました。今回は元枠利用が可能でしたが、工賃はそれなりにかなりかかりました。
プラチナ製のエメラルドとダイヤの一文字リングとダイヤ0.4Ctのペンダントを利用したリフォームです。 一文字のダイヤモンドは2石欠けていましたので使用できませんでした。 使用可能な石は全て利用したこのデザインをお気に召して頂きました。
東京にお住まいのA様。お祖母様が大切にしていたエメラルドペンダントを譲り受けたお客様。 高品質なのですが、チョット小さくてペンダントではかわいそう。 そこで衝撃に弱いエメラルドを保護しつつ優雅な中指用リングをご提案。
お母様から譲り受けられたリングを、使いやすい形にしたいとお持ち込みいただきました。ご希望のデザインがある程度お決まりでいらっしゃいましたので、お話を伺いながらデザイン画のご提案を重ね、製作へ。中石の取り巻きデザインはそのまま踏襲し、周りを大きく囲っていたバゲットダイヤはすっきりとアームに留めました。シンプルながらもボリュームは落としすぎず、パーティーシーンでも活躍できるような可愛らしさのあるリングに生まれ変わりました。
リングやペンダントなどにあしらわれることが多いエメラルドですが、実はとても繊細な宝石なのです。もちろんある程度の硬度はありますが、衝撃に弱いという一面も持ち合わせています。さらに、大半のエメラルドはオイル処理がされているため、水につけるのも禁止です。 いつまでも美しい状態を保つためには丁寧なお手入れが必要ですが、汚れを落としたいときには乾いた柔らかい布で優しく拭き取る程度にとどめておきましょう。エメラルドは、お手入れが行き届いていれば何世代に渡っても愛用し続けられる宝石です。 ジュエリーのデザインは時の流れによって古く感じてしまいますが、リフォームをすることによって新たな息吹をもたらすことができます。お母さまやお婆さまから受け継いだ大切なエメラルドに、ジュエリーリフォームを行ってさらなる輝きを与えてあげましょう。 エメラルドの効果を十分に得るためには? ヒーリング効果や知性向上など、たくさんのエネルギーを備えているエメラルドは、その身に着け方にもこだわることでさらに強い力を得ることができます。とくにオススメなのは「指輪」や「ペンダント」として身に着けることです。指輪ならば、小指や薬指に着けると効果的だといわれています。 また、ペンダントの場合は心臓の近くにエメラルドがくるようにするとより強いエネルギーを得ることができます。 日常的にエメラルドを取り入れたいという場合には、シンプルなジュエリーにリフォームすることで普段から身に着けやすくなります。 さらに、小指や薬指用の指輪に作り直したり、ネックレスのチェーンを長くしたりとエメラルドの効果をより多く受けられるようにリフォームするのもオススメです。 オシャレとたくさんの嬉しい効果が一度にかなうエメラルドを身に着けて、いつもの毎日に輝きとパワーを取り入れましょう。
祖母から譲り受けた翡翠のリング。お祖母様から譲り受けた翡翠のリングはデザインが古く、使用できなかったそうです。 翡翠自体はとても良いものなので、華やかなデザインに生まれ変わることによって、気品にあふれた一品になりました。 また、元のリングのメレダイヤも綺麗な良い石だったので、一緒に使用することが出来ました。 それにより、低価格で豪華なリングを製作することが出来ました。 ※琅?(ろうかん)の部類に入る、高品質翡翠です。ダイヤモンドの輝きが、一層、翡翠を美しく魅せます。
東京都のY様。お母様のヒスイのリングをお嬢様にプレゼントです。 このヒスイはご主人のお母様からのプレゼントだったそうで、お母様とお嬢様お二人でご来店頂ました。 色の濃いヒスイのため、おとなしいデザインですと地味な感じになると思い、チョットユニークなデザインのペンダントをご提案させていただきました。
東京都のT様。元枠利用の加工です。ヒスイのイヤリングをピアスに加工。 元々のイヤリングフレ-ムの飾り部分を切り落とし、裏を張ってピンを立てました。 裏をきちんと整形しないと装着時事故の要因となりかねませんので危険です。
横浜からお越しのT様。翡翠の珠の加工です。おばあ様からお母様へ譲られそして今度はお嬢様と受け継がれるそうです。 お嬢様は現代的な重々しくないデザインにしたいとお二人でお見えになりました。 石を横使いにして、爪を使わない「隠し爪」で留めました。 スッキリした出来栄えの若々しいデザインになりました。
東京都のS様。ダイヤとヒスイのブローチのジュエリーリフォームのご相談です。 なかなかユニークなデザインですが、ブローチはほとんどご使用にならないとのことで、全てを使ってリングにジュエリーリフォームなさりたいとのご希望でした。 材料を余すことなく利用してデザインを考えることは意外と難しいので、リフォーム冥利に尽きます。 動きのあるデザインでうまくいきました。お客様にも気に入っていただきありがとうございました。
横浜のT様。綺麗なヒスイの裸石をお持ちになり、お花のイメージのペンダントをオーダーメイドジュエリーにて製作したいとのお申し出でした。 お預かりした後デザインを考えてご提案した中から、このデザインが選ばれました。 カトレアをイメージして作りました。 ヒスイは多少地味な石ですが、この様なデザインにすると華やかになります。ありがとうございました。
横浜からお越しのT様。お母様の翡翠のリングをペンダントに加工してほしいとのご希望です。石を目立たせゴテゴテしたデザインは好みデはないとのことでした。お母様の時代にはリングの石を天地で留めることが一般でした。この石も天地で留められております。腕の良い職人さんの手作りです。これに負けないようバチカン部分にのみダイヤモンドを使い、あとは翡翠が目立つようなデザインにいたしました。
横浜市のI様。K18のリングをお持ちになりプラチナかホワイトゴールドのリングにしたいとのことです。 伯母さまの形見とのことでお守りだから身に着けていたいとのことでした。 拝見したところ、オーストラリアヒスイ(クリソプレーズ)と判明いたしました。 もしこれが硬玉であったらとても高価なお品物です。 そこで、元の石座を利用してWGのメッキをかけ、腕の部分だけをWGで作ることをご提案させていただきました。 石が大きい為それなりに高価になりますが、いくらかでもお安く作る工夫をいたしました。 モダンなデザインにお客様も満足されておられました。 ありがとうございます。
横浜のU様。すばらしいヒスイのリングのリフォームです。伯母様ご自慢のリングだそうです。 作りも手作りでよくできているのでが、少し華奢なので翡翠の美しい色が生かしきれていない様子です。 そこで石の品質をご説明させていただき、石の価値とマッチするようチョット豪華なデザインをご提案させていただきました。 ヒスイをダイヤモンドで取り巻き、低くセットし、腕にも3面にダイヤモンドを入れました。 「すばらしい出来上がり」とお客様も大感激でした。
千葉からお越しのS様。「何の石か解らないのですが、母の形見なので使いたいのです」とお越しになられました。 石はヒスイ(ネフライト)と判明いたしました。ペンダントへのリフォームのご相談をいただきました。 お手持ちの石は大きな石で、石座部分の制作費が高額になってしまう事が予想出来ましたので、元々のリングの石座をそのまま生かしたペンダント加工をご提案させて頂きました。 石の大きさとバランスの合う、少し長い太めのチェーンも利用できるように、バチカン部分を少し大きく製作をさせて頂きました。
青山にお住まいのE様。グリーンガーネットと言う珍しい石のリングです。 若い頃シンプルなデザインが好きでオーダーで作ってもらったそうです。 誕生石なので常に着けていたいのですが、最近はチョトシンプルすぎる感じがしていますとのことでご来店になりました。 お気に入りの腕のフォルムを生かしてチョット豪華なリングをご提案指せて頂きました。 石がより生き生きしていると喜んで頂きました。
東京都のM様。珍しいグリーンのガーネットの裸石をリングにするオーダーのご注文です。 自分の誕生石がガーネットなので、ご主人のプレゼントだそうです。 それにしても、グリーンガーネットをお選びになるとはご主人の気持ちが現れていますね! 普段にもパーティーにも使えるデザインを色々ご提案させていただきました。
グリーンガーネットリングのオーダーメイド品です。 長年綺麗な宝石を収集されているお客様の目に留まったのが、弊社のこのグリーンガーネットでした。 この石は普通のガーネットとは違い、中に含まれる「クロム」によりこのような発色になります。 時にはエメラルドよりも綺麗な輝きを見せるこのグリーンガーネットを、イタリアデザイン風のリングに仕上げました。 使いやすい埋め込み式のセンターストーンの横に、アクセントとなる小さなメレダイヤを配しています。
このままのデザインでは使いづらいので、何か他のものにしたいとのお問い合わせです。緑色の綺麗な石なので、ペンダントをご提案しました。リングのメレダイヤをバチカンにいれたシンプルで着け易いデザインのペンダントになりました
Pt900に緑のお石が留められたリングを、リフォームされたいとのことでお持ち込みいただきました。お話しさせていただく中で、ペンダントトップが候補に挙がり、店頭のデザインサンプルもご覧いただきながら形を決定していきました。K18のお色味に緑のお石の組み合わせで、イメージも一新し、とても素敵なお品物となりました。大切なお品物のリフォームに、当店をお選びいただき誠にありがとうございます。当店では、ご希望をお伺いしながら、お客様の一点物のジュエリーを製作いたします。
緑のお石と無色透明石が留められたリングです。石座の下に唐草のデザインがあり、かなり高さのあるトップになっています。もっとシンプルな形に出来ないかとのことで、元枠をこのまま利用し、石座を低くする加工をご提案いたしました。まず緑色のお石を外し、唐草のデザイン部分を切り取ります。切り取り部分を整え、全体のバランスを見ながら石座をロー付け(溶接)し、お石を留めなおして全体のお仕上げをいたします。より使いやすいイメージに一新され、全体の洗浄や磨きを行ったことでジュエリーが蘇ったように感じます。
緑のお石と無色透明石が留められたプラチナのリングから、緑のお石のみを使ったK18のリングへとリフォームさせていただきました。今回は、お客様のご希望のイメージ画像をお持ち込みいただいたので、そちらをベースにしながら、店頭で細かなデザインや厚み、仕上げについて決定していきました。元々は縦向きでセッティングされていたお石ですが、横向きで覆輪留めのデザインになり、がらりとイメージチェンジされました。プラチナからK18へと素材が変わったことで、お石の雰囲気も一新し、表面の艶消し加工もとても上品で素敵なお仕上がりです。大切なお品物のリフォームを当店にお任せいただき、誠にありがとうございました。
東京都のD様。ホワイトゴールドのペンダントヘッドをPtダイヤ入りペンダントヘッドにリフォーム。 色石及びダイヤモンドは全て利用しました。
横浜市のO様。ペンダントからペンダントへのリフォームです。 石は気に入っているので、なんとかスッキリできないかとご相談にいらっしゃいました。 なるほどゴツイデザインですね。気楽につけるデザインではなさそうです。 そこで、バチカンに飾りを入れて本体部分はスッキリするデザインをご提案させていただきました。
この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 優子