この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘
ご自分の指輪のサイズを知っていますか?
指によっても違いますし、右手と左手でもサイズは違います。季節や体調によってもサイズが変わることがありますね。そればかりでなく、日本と海外ではサイズの規定も違います。リングサイズについて、使っている指輪のサイズが合わなくなってしまった時の対処法など、指輪のサイズにまつわるお話をしていきたいと思います。
昭和初期から、日本の指輪のサイズの表記は「号」で表し、「#」で表記するという決まりがあります。日本のリングサイズの規定は二通りあるのをご存知ですか?「JCS規格」と「JIS規格」の二通りあります。それぞれの規定についてご説明します。
明治以降慣習として用いられ、日本国内の宝石店のほとんどが採用しているのが「JCS規格」です。1号は内径13mm。1/3mmごとに1号ずつ大きくなります。リングサイズは、0.5号刻みです。
1998年に発表されたJIS規格は、国際的に定められた「ISO 8653」の規格と同サイズです。リングサイズは各国によって異なるため、ISO(国際標準化機構 International Organization for Standardization)により標準化がすすめられました。日本国内と海外の宝石店で、サイズの統一を図るために作られたのが、JIS規格です。 指輪の内回りの長さをそのまま「mm」で表し号数で表記します。 JIS規格の号数は、41号から76号まであり、内回りが41mmなら41号、76mmなら76号となります。内回りのサイズがそのままリングサイズとなるので、とてもわかりやすいですね。
JIS規格があるものの、日本では従来のJCS規格の方が主流です。海外も国によってサイズの規格や表記の仕方が次のように違います。
国 | 表示方法 |
アメリカ、カナダ | インチ表示 |
イギリス、オーストラリア、 南アフリカ、ニュージーランド | アルファベット |
ヨーロッパ(フランス、イタリアなど) | 日本のサイズ(JCS)に40を足した数字で表記 |
日本 | JCS規格 |
日本と海外のサイズ変換には若干誤差があります。次の表は目安にしてください。
直径 mm | 内周 mm | 日本(JCS) | JIS・ISO | アメリカ | イギリス |
13. | 40.8 | 1号 | 41 | 1 | C |
13.3 | 41.9 | 2号 | 42 | 2 | D |
13.7 | 42.9 | 3号 | 43 | 2.5 | E |
14.0 | 44.0 | 4号 | 44 | 3 | F |
14.3 | 45.0 | 5号 | 45 | 3.5 | G |
14.7 | 46.1 | 6号 | 46 | 3.5~4 | G~H |
15.0 | 47.1 | 7号 | 47 | 4 | H |
15.3 | 48.2 | 8号 | 48 | 4.5 | I |
15.7 | 49.2 | 9号 | 49 | 5 | J |
16.0 | 50.3 | 10号 | 50 | 5.5 | K |
16.3 | 51.3 | 11号 | 51 | 6 | L |
16.7 | 52.4 | 12号 | 52 | 6.5 | M |
17.0 | 53.4 | 13号 | 53 | 7 | N |
17.3 | 54.5 | 14号 | 54 | 7.5 | O |
17.7 | 55.5 | 15号 | 55 | 7.5~8 | O~P |
18.0 | 56.6 | 16号 | 56 | 8 | P |
18.3 | 57.6 | 17号 | 57 | 8.5 | Q |
18.7 | 58.6 | 18号 | 58 | 9 | R |
19.0 | 59.7 | 19号 | 59 | 9.5 | S |
19.3 | 60.7 | 20号 | 60 | 10 | T |
19.7 | 61.8 | 21号 | 61 | 10~10.5 | T~U |
20.0 | 62.8 | 22号 | 62 | 10.5 | U |
20.3 | 63.9 | 23号 | 63 | 11 | V |
20.7 | 64.9 | 24号 | 64 | 11.5 | W |
21.0 | 66.0 | 25号 | 65 | 12 | X |
21.3 | 67.0 | 26号 | 66 | 12.5 | Y |
21.7 | 68.0 | 27号 | 67 | 13 | Z |
通販で指輪を購入しようとすると、「USサイズ」の表記があるサイトも増えています。USサイズとは、アメリカのリングサイズの表記です。通販だと試着することができませんので、自分の指輪のサイズを知っておくことが大事です。上記のサイズ比較表を参考になさってください。
イギリスのリングサイズは、日本のJCS規格の1号が「Cサイズ」になり、アルファベット順にCから最大Zまでのサイズ表示になります。ISOが定めたリングサイズ、「ISO8653」を基準にBS規格「BS8620」が定められました。
フランス、イタリア、などヨーロッパ諸国では、ISOが定めた「ISO8653」を差使用している国が多いようです。
「女性の指輪の平均サイズは9号」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?日本の女性の平均リングサイズは9~11号だと言われています。多くの宝石店の見本は、9~11号で用意されています。
人によって身長や体重がそれぞれであるように、指輪のサイズもまちまちです。スポーツをやっている、楽器を演奏する、仕事で手をよく使う、家事をするなど、その人の生活スタイルによっても変わってくるでしょう。体重や体型はそれほど変わらなくても、年齢とともに指の関節が太くなってくることもあります。これは指関節部分の骨や軟骨が破壊と再生を繰り返すことにより起こります。そのため、どのような人であっても一般的には加齢とともに指の関節は太くなります。下記の平均リングサイズは、あくまでも参考にご覧ください。
身長 | 体重 | リングサイズ |
140cm~150cm | 45kg~55kg | 5〜6号 |
151cm~155cm | 50kg~55kg | 6~8号 |
156cm~160cm | 50kg~55kg | 8~9号 |
161cm~170cm | 55kg~60kg | 10~11号 |
年代 | リングサイズ |
10代・20代 | 5~7号 |
30代・40代 | 9~11号 |
50代以降 | 10~15号 |
日本人の体型自体も変わってきているのでしょう。10代・20代の女性は特に、指が細い方が多いようです。
人指し指 | 9~13号 |
中指 | 11~13号 |
薬指 | 7~11号 |
小指 | 4~7号 |
女性の結婚指輪のリングサイズの平均は7~11号です。女性は季節や体調によって指がむくみやすいので、ゆとりを持って1~2サイズ大きい指輪を選ぶ方も多く、実際に選ばれることが多いリングサイズは、11号前後のようです。
指のサイズを測る時には「リングケージ」、指輪のサイズを測る時には「サイズ棒」という道具を使って調べます。 リングケージは、少し大きめのものから指にはめてみて、徐々に小さいサイズを試着します。手を握ったり開いたりして、きつ過ぎないか、緩くないか、着け心地を確認しましょう。ただし、リングによってつけ心地はかなり異なるので、リングゲージと実際につけるリングとのデザインや内側の形状、引っかかり具合などをよく考慮して選びましょう。
リングケージで測るより正確さは劣りますが、家にあるものでおおよそのサイズを知ることができます。リング幅に切った紙などを、指の一番太い関節に巻き付けて印をつけ、開いてみて長さを測ると、指輪の内径がわかります。ただしこの方法は力加減や紙の厚みによってかなり誤差がるため、あくまでも自分の他の指との相対的な目安にする程度です。紙の代わりに、糸や紐でも良いのですが、伸縮性があるものだとさらに誤差が大きくなります。指輪を作る時にはお店できちんと測ってもらうことをおすすめいたします。
お手持ちのリングの直径を定規で測ります。リングサイズ表に当てはめて、該当するリングサイズを調べます。最近は、リングサイズを測るためのアプリもあるようです。リングサイズを選択すると、インチ、内周、直径が表示されるほか、お手持ちの指輪を画面に置いて、サイズを測定することもできます。ただし、上記のように日本のJCS規格やその他の規格でもだいたい約1/3mm刻みでサイズが異なりますので、約1/3mm(0.3mm)を正確に測ることのできない定規で測ることは、おすすめできません。
日本の一般的なリングケージは、1号から30号まで測ることができます。指が細すぎる、太すぎるなど、「リングケージに合うサイズがない」という方も少なくありません。そんな時はオーダーメイドをするなど、ご自分の指に合ったサイズの指輪を加工することができます。夢仕立ではー4号サイズの計測もできますので、ご自分のサイズがわからない方でも比較的正確にオーダーメイドリングを製作することができます。
同じリングサイズでも、ブランドやデザインによってきつめに感じたり、緩めに感じたりすることがあります。リングのデザインによっても装着感の違いがあり、リングの内側の形状が平らなものと丸みを帯びたもの、リングの幅が広いものでも指馴染みが変わってきます。 たとえば、同じサイズの指輪でも、幅の広い指輪は圧迫感がありきつく感じるでしょう。内側の形状は、指に触れる面がカーブを描く甲丸タイプは滑りが良いので、人によっては小さめのサイズでもぴったり合うということもあります。 購入しようと思っているお店で、しっかりとリングサイズを計測しましょう。
「朝起きたら手がむくんでいた」という経験もあるのではないでしょうか。人によっては、朝より夕方の方が手がむくんでしまうという方もいるでしょう。いろいろな原因が考えられますが、水分の摂りすぎや、栄養バランスによって指がむくむことがあります。 むくみやすい人で、指輪のサイズは0.5号から1号ほど変わりますので、むくみの落ち着いている時間にリングサイズを測るのがおすすめです。人によっても体調によってもむくみ方はそれぞれですが、だいたい、10時から16時の間にリングサイズを測ると一日のうちにあまり違いは出ないようです。人によってむくみやすい時間帯が違いますので、朝と夕方など、時間帯を変えて何度が測って平均を出してみましょう。
気温による人体の血管等の収縮や膨張に左右され指のサイズは変化します。そのため夏に計測したリングが冬にはゆるく感じてしまう、またはその逆という現象をよく目の当たりにします。冬、寒い時にサイズを選ぶ方にはあまりにもぴったりすぎる物をお勧め致しません。暖かくなり、血管が膨張するとリングがきつくて指に入らなくなってしまう恐れがあります。また、夏にサイズを選ぶ場合はその逆の事が起こっている可能性が高いのです。
幅の広いリングはそのリングが指を締め付ける面積によって指に感じるサイズがかなり変わってきます。普段のサイズより若干大きめになってくるのが普通です。通常のサイズにはこだわらず、お店ごとのサンプルを信用してのサイズ決定をお勧めします。
靴を買う時は足がむくんでいる夜がいい、といいますが、指のむくみは決して夜とは限りません。寝起き、お酒を飲んだ後、徹夜明け、という時も指はむくんでいます。 リングを着けて、試している時間が長いと、だんだんにむくみが取れてくる場合があります。なるべく長くサンプルを着けてみて下さい。または、体調の良い日に出直すほうが懸命かもしれません。
手を振っても抜けないもの、自分自身でリングを外せるもの、手をにぎったとき強い圧迫感がないものをお勧めします。 特にリングに慣れていない男性は緩めを選んでしまう傾向があり、女性は以前のサイズにこだわってしまう傾向があります。 注意してサイズを選びましょう。
あわててしまうとリングはますます抜けにくくなります。落ち着いて、石けんやハンドクリームなどで指輪を滑らせてみて下さい。思いのほか簡単にリングは抜けるものです。
誰もが年齢とともに指や関節が太くなりますし、使っているうちに指輪が変形してしまういうこともあります。お気に入りの指輪もタンスの肥やしにしてしまってはもったいないですね。サイズが合わなくなった指輪をよみがえらせる方法をご紹介します。
その指輪を購入したお店でサイズ直しをしてもらうのがベストです。何らかの理由でお店に行くことができない場合は、夢仕立でサイズ直しができるかどうか、相談してみてください。デザインによってはサイズ直しのできないものもあるかもしれませんが、夢仕立は宝石とジュエリー加工の専門工房ですので、まずは一度ご相談ください。
右手と左手でも指の太さは違います。ほとんどの人は、利き手の方が若干指が太いのではないでしょうか?右手の薬指に着けていたものを左手の薬指に着ける、薬指に着けていたものをピンキーリングにするということもできますね。第1関節と第2関節の間に着ける「ファランジリング」というアイテムもありますので、サイズが合えばそういう使い方もできます。
サイズ直しができないなど、指輪として使うことができない場合は、チェーンを通してペンダントにしたり、スカーフ留めとして活用することもできます。
指輪は、長い年月をかけて身に着けることができるジュエリーです。その間に体型や指の太さが変わり、リングサイズが変化するのは当然のことです。サイズの合わなくなった指輪は、サイズ直しをしてよみがえらせましょう。なかには、サイズ直しができないデザインの指輪もありますので、夢仕立で相談してみてください。
サイズ直しのできる指輪の素材は、金、プラチナ、シルバーです。指輪の内側の刻印を確かめてみましょう。次のような刻印が打ってある指輪はサイズ直しが可能です。
金 | K18、750等 |
プラチナ | Pt900等 |
シルバー | SILVER、STERLING、925等 |
ホワイトゴールド | K18WG、750等 |
ピンクゴールド | K18PG、750等 |
※上記と純度が異なり表記も異なるものもあります。
金属アレルギーを考慮して作られた、ステンレス、チタン、ジルコニウム、イリジウムなどの素材は、バネ性が強く、サイズ直しをすることはできません。
指輪のデザインによってはサイズ直しが難しいもの、できないものもあります。ダイヤモンドがぐるっと一周留めてあるエタニティリングは、一般的にはサイズ直しができないと言われます。そのほか、サイズ直しをすることでデザインが変わってしまったり、石座が合わなくなってしまうような指輪も、難しい場合があります。しかし、夢仕立ではエタニティリングのサイズ直しも数多く承っております。その他のサイズ直しが極めて難しいものも、まずは夢仕立へご相談ください。
結婚指輪など、指輪の内側に日付やイニシャルが打刻され、サイズ直しをする場所にかかってしまう場合は、サイズを直した後に刻印の打ち直しを行う場合もあります。メッキ加工された指輪は、サイズ直し後にメッキをし直します。熱に弱い石を使った指輪のサイズ直しは、一旦石を外してサイズ直しをした後、再度石留めをします。
リングサイズの規格について、女性の平均リングサイズ、サイズが合わなくなってしまったら…など、リングサイズにまつわるお話をさせていただきました。一口にリングサイズと言っても、国によっても人によってもそれぞれだということがわかりました。指輪を長く楽しむために、ご自分に合ったサイズの指輪を選んでください。
指輪のサイズ直しをする際に、石動きや裏側部分、宝石の爪の部分に傷が見つかることがほとんどです。
細かな傷などは加工の途中ではじめてわかることも多いため、当店ではこれらの経年によって傷ついた部分も一緒に補修しています。
「石動き」、「裏側部分の亀裂」、「爪の亀裂」、「腕の部分の亀裂」
などの問題が、ほとんどのお品物で見つかります。この部分を放置致しますと後々お品物が破損してしまう可能性がありますので、夢仕立ではサイズ直しと共にこれらの瑕疵部分を補修致します。そのため、夢仕立でサイズ直しを行ったリングは、その時点での最高の耐久性を持つお品物として、お客様にお渡しいたしております。
当初は、サイズ直しと修理の部分を別々に分けて考えておりました。しかしこれらの瑕疵は加工途中や熱を加えて初めて発見出来る場合が多く、手を入れるまで見つけることができません。 補修を行うためには決してお安くはない金額の材料費や人件費等が別に掛かります。 しかしこの補修を行うための代金を頂いておりませんので、結果的にはサイズ直しを終了した後で納品の際にお客様に瑕疵のお話しをせざるを得ませんでした。
そのときはサイズ直しのご依頼しか承っていなくても、瑕疵部分のお話しはお客様にお伝えしなければいけないことです。しかし、後から瑕疵部分のお安くはない補修のお話しをしなければならないのは、あまり良いことではないと私達は考えました。
そこでサイズ直しの基本料金を、ある程度の補修を見込んだ料金に設定することに致しました。 その為、夢仕立では余程の大きな瑕疵ではない限り、サイズ直しの際にできる限りの全ての補修を施しております。もちろん時間もコストもかかり、中には料金ギリギリになってしまうものもあります。
しかし、それでも一度私達の手を通過したお品物を、「今できる限り最高の状態に仕上げたい」という強い思いから現在の設定でサイズ直しを行っております。
中にはとても加工が難しく、販売店でも断られたお品物も多数持ち込まれることがあります。 それでも夢仕立では蓄積された技術と知恵を使い、できる限りの力で対応をさせていただいております。 そしてそんな夢仕立の宝石・宝飾品に対する考え方にご納得頂きました沢山のお客様に支えられて、加工を行ってくることができました。
ご理解頂ければ幸いです。
※価格は予告無く変更となる場合がございます。
Pt950のリングをサイズダウンする加工です。今回のお品物は2.5号縮めます。石は留まっておらず、シンプルなデザインのリングですので、比較的サイズ直しがしやすいお品物でございます。最後まで丁寧に、ご使用の痕も可能な限り綺麗になるよう仕上げさせていだたきました。 あまりに深い痕は取りきれないこともございますが、小傷が取れるだけで雰囲気はがらりと変わります。もちろん、思い入れのあるご使用痕の場合は仕上げを軽くし、元の印象を残しておくことも可能です。お気軽にご用命ください。
ヘアライン状の模様に加えて縁の部分が面取り風になっているため、特に注意してサイズ直しを行う必要があります。また20号から11号という大幅なサイズダウンのため、真円に仕上がらない場合をご了承いただいての加工となりました。 サイズダウンの場合、金属を切り取って再度溶接します。そのため直した箇所はどうしても目立ってしまいますが、今回はヘアライン状の中になじませて仕上げております。縁もなじませておりますので、加工前と比べても違和感なくお使いいただけるかと存じます。一定以上のサイズダウンの場合、切り取った部分をお持ち帰りいただけるサービスもございます(有料)。どうぞお気軽にご相談くださいませ。
サイズが合わなくなってしまいしばらく着けていらっしゃらなかったというお品物です。サイズ直しが綺麗に出来上り、お渡しもも予定より早くなりまして大変ご満足頂けました。
譲り受けたリングとの事です。リフォームをご検討されていましたが、とても素敵なデザインですのでサイズ直しをお勧めしました。とても綺麗に仕上がりご満足頂けました。
指輪一周に、デザインのある指輪のサイズ直しのご相談です。サイズ直し跡がなるべく目立たないように加工いたしました。どこでサイズ直ししたのかほとんど分からない!とお客様にもお喜びいただけました。難しいサイズ直しでもぜひ一度ご相談くださいませ。
頂き物ですとリングをお持ちになりました。サイズを直せば日常使いも出来るデザインなので、サイズ直しで受注になりました。綺麗になったリングを見て、喜んでいただけました。
ずっと仕舞っておかれたと言うリング、着けようと思ったらサイズが合わなかったとの事です。サイズ直しをされて、これからは仕舞わずに着けようと思いますと、お話しされていました。綺麗に仕上がり喜んで頂けました。
長い事入らなくて置いておいたけれど結婚指輪なので着けたい、とお持ち込みに。仕上げ磨きでピカピカになってサイズもピッタリで大変喜んで頂きました。この方は他では断られたと、他にも何点もお持ち込み頂いています。リピートでいらして頂けると本当に嬉しいですね。
ご夫婦でご来店されたお客様です。お仕事の関係で指輪が出来ずにしまいっぱなしになっていました、とお話しされる奥様。気がついたらお二人ともサイズが合わなくなってしまった、もうすぐ金婚式なのでご夫婦でまた結婚指輪を着けたいという事になりました、とお話しされていました。オーダーで作られたとても素敵なお品物です。少し幅広なので通常より加工代がかかってしまいましたが、大切な指輪をまた着けられる様になりました、ととても喜んで下さいました。
大切に着けていらっしゃるリングがきつくなってしまったとのこと。少し引っかかりもあるとのお話で、拝見しましたら爪の欠けも見られました。サイズ直し、爪修理も綺麗に出来上り大変喜んで頂けました。
可愛らしいPGのリングのサイズ直しご希望です。ピンギーリングにされたいとのことです。綺麗に出来上りサイズもピッタリでご満足頂けました。
ご夫妻でご来店され、ご主人のおばあ様の代からのプラチナのリングのサイズ直しでした。かなり幅も厚みもある存在感のあるリングです。結婚指輪はされてらっしゃるので、ピンキーリングにされたいとの事でした。おばあ様の代からのお品物ですので、かなり傷も見受けられましたが、綺麗に仕上がってのお渡しで、とてもお喜び頂けました。
マリッジリングのサイズが合わなくなってしまった、との事でサイズ直しを承りました。K18とプラチナの2種類の地金を使用しているお品物の為、通常より加工難易度が高くなります。表面にも模様が入っているため仕上げ加工にも細心の注意を払って行います。全く同じ模様を再現する事は難しいですが、下雰囲気に仕上げる事が出来ましてご満足頂けました。
こちらのリングはSVですが、裏の表面の色が金色になっている珍しいリングのサイズ直しです。今回は#11.5から#8.5へサイズ直しとなりました。 サイズ直しの縮めの場合、リングをカットして、仕上げ、メッキとなりますが、このように2色の場合は、メッキの工程を2回しての作業になります。今回はお客様のご希望により、風合いは出来れば残したいという事になった為、仕上げのみの加工になりましたが、綺麗に仕上がり、大変喜んでいただけました。
大きな水色のお石と、その脇に無色透明石が留められたリングです。サイズ縮めをご希望でお持ち込みいただきました。このように、トップが大きなデザインや、リングの腕にかけて装飾があるようなデザインは、全体の形を変えることが難しいため、サイズ直しの際に楕円になってしまうケースもございます。今回は4号分と比較的大幅なサイズ縮めでしたので、前述の内容も懸念されましたが、夢仕立ての職人により、大変綺麗なお仕上がりとなりました。受け継がれたリングとのことで、今回サイズもぴったりとなり、とてもお似合いでいらっしゃいました。世代を超え、これからまたご着用頂けるお手伝いが出来大変光栄に思います。
思い出の詰まったリングのサイズ直しのご相談がありました。長年使用していたということで、元々の風合いがなく、キズなども綺麗になればとのことでお預かりいたしました。基本的なリングサイズの加工工程はリングの最下部を切断し、ロー付けをしてつなぎます。こちらのリングの最下部には、文字などが入っていましたが、職人になるべく消えないようにサイズ直しをお願いいたしました。
サイズが合わなくなり、暫くしまったままにされていらっしゃったリングのご相談がありました。パヴェリングですが、一石一石が大きさが有り大変照りの良いお品物です。今回は#12.5から#9.5のお直しでしたが、特に楕円などにならずに綺麗にあがり、お渡しさせていただきました。見違える程大変綺麗になり、サイズ直してして本当に良かったととても喜んで下さいました。
大きくするサイズ直しでは、リングを一度切断し、同じ幅と厚みの破片を入れて溶接します。こちらはリング一周にラインが入っているので、足した部分にも同じ様にライン入れを行います。高い技術が必要になる最後のひと手間で、元の状態と変わらない仕上がりになりました。一周にデザインのあるサイズ直しでお悩みでしたらどうぞお気軽にご相談ください。
夢仕立ではお預かりの際にお品物を隅々までチェックしています。ルーペでないと気付かないような亀裂等があった場合はお修理のご提案をしております。こちらも6本の爪のうちの1本に亀裂があったため、サイズ直しと併せてお修理を承りました。石を支える一番大事な箇所である爪。大切なお品物を長く使うために定期的なチェックをお勧めしております。店頭では拡大画像をご確認いただけますので、どうぞお気軽にご来店ください。
K18に無色透明石が多数留められたリングです。サイズ直しは、リング全体の形を整えていくような加工になります。お石が広範囲に渡って留められているお品物や、リングのトップに大きくデザインがあるお品物は、加工が難しい場合もございます。店頭スタッフ、職人でお品物を詳しく拝見し、加工内容をご説明させていただきますので、他店で断られたお品物でも、一度ご相談いただければと思います。
K18で、全周にわたってデザインがあるリングです。サイズアップのご相談を頂きました。ブランドの方ではサイズ直し不可とされているお品物で、他店でも断られたとのことです。当店では、こうしたご相談も多くいただいております。 店頭スタッフと職人がお品物を詳しく見させていただき、可能な加工方法をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。 こちらのお品物に関しては、1.5号分のサイズアップをご希望でしたので、連なっている玉とほぼ同じ大きさのパーツを作製し、組み込むことでサイズ直しを行いました。どこが加工箇所かほぼ分からないくらいの、とても綺麗なお仕上がりです。大切なお品物を当店にお任せいただき誠にありがとうございました
お花のように並んだダイヤがかわいらしくも華やかに輝く、素敵なリング。おばあさまから譲り受けられたお品物とのことで、ご自身に合うサイズに直されたいとのご相談です。5.5号ぶんの大幅なサイズダウンが必要だったため難易度の高いお直しとなりましたが、お仕上がりもきれいな円形になるよう加工することができました。さらに、お預かり時にはおばあさまの長年のご愛用をうかがわせるような細かなご使用キズが全体にみられましたが、磨きによって新品さながらの輝きに。間近に控えたご旅行の際に身に着けようと考えていらしたとのことで、無事にご予定の日までにお渡しすることができてほっといたしました。素敵な旅の思い出がますます輝くようなお手伝いができましたこと、大変うれしく思います。
5カラット近い大粒の色石が目を引くプラチナ製リング。4号のサイズアップを承りました。夢仕立では通常、熱やメッキに弱いお石は一旦外して保護しながら加工を行っています。大幅なサイズ直しということもあり難易度の高い加工となりましたが、お石にダメージを与えることなく、加工の跡も全く分からないほどきれいにお直しをすることができました。こちらのリングはお母様から譲り受けられたお品物とのこと。大切な思い出と共に、お客様のお手元をあざやかに彩ってくれることでしょう。
蝶のデザインが可愛らしいこちらのリングですが、サイズ直しをしたいとのことでお持ち込みいただきました。リング部分はシンプルなストレートのリングでしたので、リングのカーブや丸みを合わせてお仕上げ。こんなに綺麗に仕上がるなんて思わなかった、とお褒めの言葉を頂きました。
この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘