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腕時計のガラス交換

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腕時計にガラスにヒビが!交換できる条件と注意点

腕時計は手元に華やかさを添えてくれる、おしゃれに欠かせないアイテムといえます。ただ、腕時計を作業や仕事の最中に身に着けていると、いつの間にかガラスにヒビが入ったり傷がついたりすることがあるため、注意が必要です。ここでは、腕時計のガラスは交換できるのか、その条件や交換方法、交換する際の注意点について解説します。

公開日:2019年2月16日

腕時計によく使われているガラスの種類

腕時計を覆っているガラスには、いくつかの種類があります。腕時計によく使われているガラスの種類は、主に「サファイアガラス」「アクリルガラス」「無機ガラス」などです。サファイアガラスは、サファイアを原料にして製造された人工ガラスです。サファイアガラス以外にも、「サファイアクリスタル」「単結晶サファイア」などとも呼ばれます。主な特徴は硬度が高く、傷がつきにくいということです。

また、加工をしても表面が非常になめらかであり、光透過性に優れているのも特徴として挙げられます。視野性が高いため、腕時計に使用すると時刻をスムーズに確認しやすいのがメリットです。デメリットとしては、サファイアガラスは衝撃に強いものの、衝撃が加わると欠けてしまうことがあるという点が挙げられます。ただし、破片が飛び散るほどにガラスが欠けてしまうことは少なく、一部分が欠けたり割れたりする程度が一般的です。

アクリルガラスは、主にプラスチックや合成樹脂などから作られた人工ガラスのことを指します。場合によっては「有機ガラス」「プレキシガラス」「プラスチック風防」などと呼ばれるケースもみられます。特徴は軽量で加工がしやすいということです。また、割れにくく防水性を高めやすいというのも、特徴として挙げられます。その一方で、衝撃にやや弱かったり、傷がつきやすかったりするのがデメリットです。さらに、紫外線に当たると変色を引き起こす可能性があるのも、デメリットといえるでしょう。

無機ガラスは建材として使用されていることが多くみられます。主に、窓などに使われており、透明度が高く加工しやすいのが特徴です。ただ、無機ガラスは透明度が高く見た目が美しい反面、割れやすいというデメリットがあります。万が一、衝撃を受けた場合はガラス表面にヒビが入ったり、粉々に割れて破片が飛び散ってしまったりする可能性があるため、要注意です。

腕時計のガラスが割れる原因は?

気がついたら腕時計にヒビが入っていたり割れていたりして、驚いた経験を持つ人もいるのではないでしょうか。なぜ腕時計のガラスが割れてしまうのか、その主な原因は「衝撃」や「落下」によるものだといわれています。腕時計を高い場所から落としたり、腕につけたまま何かにぶつけてしまったりすると、その衝撃でガラスが割れてしまうケースがあるのです。また、衝撃や落下以外にも、ガラスに大きな負荷がかかることも割れる原因につながります。負荷がかかってガラスにヒビが入っていると、次第にガラスが割れてしまう場合があるのです。

具体的には、重量のあるものの下敷きになった場合などに負荷がかかり、ガラス割れを引き起こしてしまうケースが多くみられます。腕時計には割れにくいガラスや衝撃に強いガラスなどが使われていることが多いですが、必ずしも絶対に割れないとは言い切れません。使用条件や環境などの要因によって、ガラスが割れてしまうこともあります。ガラスを割らないためには、なるべく腕時計を高い場所に置かないように心がけたり、衝撃を与えないようにしたりするなど、日頃から工夫を行うのが大切です。

腕時計のガラスは交換できる?

腕時計のガラスが割れてしまうと見た目が気になったり、破片の飛び散りなどによって思わぬ怪我を引き起こしたりするおそれがあります。このような理由により、腕時計のガラスが割れたときは、交換をするのが一般的です。ただし、気をつけたいのが「すべての腕時計のガラスが交換できるとは限らない」ということです。

ガラスの交換ができるものもあれば、なかには交換の難しいものもあります。交換ができるかどうかの条件は、腕時計のタイプ・ブランド・製造時期などのさまざまな要因によって異なります。腕時計のガラスを交換したい場合は、自己判断をせずに専門店などでプロに確認してもらうと良いでしょう。

ガラス交換できる腕時計の条件とは?

一般的に、ガラス交換ができる腕時計の条件には以下のものが挙げられます。まず、1つ目は「防水機能が低い」ものです。ガラス交換をする場合、本来の防水機能までは元通りにできないことがあります。したがって、もともと防水機能がなかったり低かったりするものは、交換がしやすいのです。

たとえば、年代の古い腕時計などは防水機能が低いケースが多く、交換がしやすい傾向にあります。2つ目は「ガラスの固定方法が密着している」ものです。この場合も、もともとの防水機能が低く、防水を気にせずに修理がしやすい傾向といえます。そのほかには、製造した年代によっても異なりますが、ガラスが流通している腕時計であれば、交換できる可能性が高くなります。

ガラス交換ができない腕時計の条件とは?

基本的にガラス交換ができないとされる腕時計の条件には、以下のものが挙げられます。1つ目は「防水機能が高い」ものです。防水機能が高く、本来の防水機能まで再現したい場合は、ガラスの交換ができないことがあります。2つ目は「しっかりとベゼルで固定されている」ものです。ベゼルとは、ガラスの周囲に取りつけられている、リングのような形をしたパーツを指します。ベゼルはクロノグラフタイプの腕時計に多く、種類はタキメーターベゼル・回転計算尺GMTベゼル・ダイバーズタイプなどです。

ベゼルが固定された腕時計は防水性を確保するため、専用のパッキンをガラスの周辺に取りつけているケースが多くみられます。ガラスを交換する場合はこのパッキンも交換することになりますが、パッキンは流通がほとんどないため、ガラスの交換が難しいケースがあるのです。ただし、ブランドやメーカーによっては、アフターケアなどに違いがみられます。そのため、ガラスの交換が難しそうな腕時計の場合でも、諦めずにまずはプロに相談してみるのが大切です。

ガラス交換をしなくても直るケース

ガラスに異変がみられると、すぐに「交換をしなくてはならない」と焦ってしまいがちです。しかし、ガラス交換をしなくても、少しの工夫をすることで直るケースもあります。具体的には、「表面上だけに浅い傷がついている」場合などです。専門店や自分で研磨を行うだけで傷がきれいになることもあります。傷が気にならなくなった場合は、ガラス交換をしなくても済む場合があるでしょう。

ただし、傷の深さは見た目だけではわかりにくいことが多く、自己判断で済ませるのは避けたほうが無難です。それに、万が一慣れてしない手つきで研磨をした場合、作業中に刻印を消してしまったり、時計の本体を傷つけてしまったりするおそれがあります。研磨だけで傷がきれいになるかどうかは、プロのいる専門店や修理店に持ち込んで、実際に見てもらわないと一概には判断できません。大切な腕時計をきれいに使い続けるためにも、プロの判断を仰ぐのが大切です。

自分でガラス交換をする方法

ガラス交換は専門店や修理店でプロに任せる方法と、自分で行う方法の2種類があります。なお、自分でガラス交換をする場合は、ドライバーなどの精密機器用の細かい工具が必要になります。さらに、場合によっては腕時計の裏蓋を外す際に使用する「こじ開け」や、裏蓋のガラスを閉めるための「ガラスの閉め器」などが必要になるケースもあるため、作業の前に準備をしておきましょう。こじ開けとガラスの閉め器は、セットになって販売されているものもあります。きちんと必要な工具を確認・用意したうえで、内部を傷つけないよう、慎重に交換作業を行うのが大切です。

ガラス交換を行う手順は、まずこじ開けなどを引っ掛けて時計本体の裏蓋を外し、続いて「リューズ」「文字盤」「ムーブメント」を外します。リューズは時計の横の辺りについているパーツで、裏蓋と一緒に外れるものが多くみられます。しかし、外れない場合はやり方を間違えると、リューズが折れてしまうおそれがあるため、慎重に作業を進めるのが肝心です。また、取り外しを行う際は、ネジや部品などの細かいパーツをなくさないように気をつけましょう。リューズ・文字盤・ムーブメントを取ったら、割れたガラスを外して新しいガラスを取りつけます。この際、腕時計の内部からガラスを押し上げるようにすると外れやすいでしょう。

取りつけは腕時計の種類によって異なりますが、主に圧力をかけてはめ込むやり方と、接着剤で取りつけるやり方の2つがあります。圧力をかけるやり方は、ガラス閉め器を使用するため手元に用意しましょう。手順はまず裏蓋を閉めたら、下のコマにガラス面をセットし、レバーを下げて慎重に裏蓋を取りつけていきます。ガラスがぴったりとはまり、外れないかどうかを確認できたら完了です。接着剤で取りつけるやり方は、精密部分につかないように注意して接着すれば完了です。

なお、腕時計をもとに戻して裏蓋を閉めるときは、ホコリやゴミが入らないように注意する必要があります。このように、腕時計は細かいパーツも多く、複雑な手順を踏むガラス交換は誰でも簡単にできるとはいえません。特に、普段電池の交換や工具類を使うような作業をしたことがない人にとっては、交換が難しいと感じる可能性があります。少しでもガラス交換をするのが不安だったり自信がなかったりする人は、自分で交換をするのは避けて、プロに依頼するのが無難です。

交換するガラスの入手方法は?

交換作業を行うには、腕時計の規格に合うガラスを入手する必要があります。規格の異なるガラスを購入してしまうと、うまく取りつけができない場合があるため気をつけましょう。交換するガラスは、時計のパーツを取り扱っている専門店などで購入が可能です。また、オンラインショップなどでも購入できます。実物を見てから購入したい人は専門店、なかなかお店に足を運ぶ時間がないという人はオンラインショップを利用するのも一案です。

ただし、販売されているガラスで交換を行う場合、防水機能などは保証されません。場合によっては交換後にもともとの防水機能が期待できなくなったり、修理会社やメーカーに調整を依頼したときに、断られてしまったりする場合があるため注意が必要です。自分でガラスを購入して交換作業を行う場合は、すべて自己責任となることを頭に入れておく必要があります。

ガラス交換をする際の注意点

ガラス交換をする際は、いくつかの注意点を意識するのが大切です。まず、1つ目には傷をつけた場合、「時計の価値が下がる可能性がある」のが注意点として挙げられます。素人がガラスの交換を行うのはなかなか難しく、腕時計の本体を開ける際に、誤って傷をつけてしまうケースもみられます。万が一、傷をつけてしまうと時計そのものの価値が下がってしまうおそれがあるため、要注意です。特に、今後腕時計を買い取ってもらおうと考えている場合などは、傷をつけないように細心の注意を払いましょう。

2つ目はガラスの破片に気がつかず、「故障を招いてしまう」場合があるという点です。ガラスが割れたとき一見問題がないようにみえても、実際にはムーブメントの内部に破片が入っている場合があります。プロなら多くの場合破片に気がつくことができますが、素人だと判断ができず、そのまま使い続けてしまうケースも少なくありません。破片が入ったまま使い続けると、故障につながる場合があるため要注意です。3つ目は「思うように交換ができない・部品をなくしてしまう」というケースです。ガラス交換には豊富な知識と技術が必要とされます。素人がガラス交換を行う場合、ガラスが思うようにはまらなかったり、細かい部品をなくしてしまったりするおそれがあるため、気をつける必要があるのです。

このように、腕時計のガラス交換にはさまざまな注意点が存在します。腕時計は精密機器であるため、可能であればプロに依頼したほうが安心です。また、プロならガラス交換だけではなく、オーバーホールが必要な場合などにも、適切な修理をお願いできるというメリットがあります。スムーズかつ安全にガラス交換をしたいのなら、プロに任せると安心です。

割れたときには早めにプロに相談を

腕時計のガラスが少し割れているだけだと、「わざわざ修理や交換をするほどではない」と考えてしまう人もいるかもしれません。しかし、ガラスが割れると、割れ方によっては時計の内部に破片が入ったり、機械部分にまで衝撃が加わったりすることもあります。すると、故障などほかのトラブルを招く原因にもつながるため、注意が必要です。見た目だけで「問題ない」と安易に自己判断をせずに、ガラスが割れたときは早めにプロに相談しましょう。


※松屋銀座店では、品質管理やサービス向上のため、修理やカスタム加工を承ることができる範囲に制限がございます。 そのためお品物によってはご依頼を承ることができない可能性がございます。


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