この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘
「指の太さが変化して結婚指輪をはめられなくなってしまった」
大切な指輪が体型の変化によってはめられなくなる。このようなご相談は、ジュエリー工房夢仕立にも多く寄せられます。 指輪は見た目が美しいだけでなく、数々の美しい思い出が詰まっています。とくに結婚指輪には、結婚式やハネムーンの記憶が詰まっているでしょう。 大切な人から譲り受けた指輪には多くの歴史があります。楽しいこと、時にはつらいことまで一緒に経験してきた指輪だからこそ、サイズが変わったからといって身につけずに眠らせておくのは忍びないですよね。
ご購入いただいたショップや他のお店で断られてしまった難しいサイズ直しでもご相談ください
ハリーウィンストンのショップで断られたような難しいサイズ直しでもお任せください。
※価格は予告無く変更となる場合がございます。
修理のご依頼で最も多いご相談が「指輪のサイズ直し」です。 プラチナ製や金製の石が付いていない指輪の場合、通常のサイズ直しの工程で作業を行うことが出来ます。 しかし、フルエタニティリングや熱に弱い石などの宝石が付いているものや、表面に彫金が施されていたり模様の入っている指輪は、サイズ直しを行うと同時に、そのデザインを復元させる必要があります。 また、「プラチナだけのリング」「金だけのリング」というように1種類の貴金属で構成されているリングが大多数ですが、中にはプラチナと金を合わせたデザインのリングもあります。特にマリッジリングにはこのデザインが多く見られ、さらにリングの全周にわたって双方の貴金属が円を切ることなくつながっているデザインも多数存在します。 この工程は職人の中でもかなりの熟練者でなければ行うことが出来ません。 「夢仕立」に在籍している職人は熟練者ばかりですので、この様な困難な加工でもお引き受けすることが出来ます。
リングサイズを小さくするには数限りなく加工方法がありますが、大まかに分類すると主に以下の方法となります。 1. 2カ所を切って、縮める分をとる。 2. 少し圧力をかけて変形させる。 3. 内側に金属板などを付けて内径を小さくする
指輪のサイズを小さくする場合、1の方法が一般的です。指輪をカットする場合は宝石や装飾のない部分を選んで切り詰めます。 しかし、この方法はつなぎ目が目立ってしまうことが多いことが欠点です。 そのため夢仕立では、指輪を切断した際に出る粉や地金片をあえてロウ材に混入させて使用し、元のリングの色合いに近づけるひと工夫をしています。 さらに、切断部分の断面をヘラやキサゲでなめらかにすることにより、断面か腹発生する蝋巣を極めて少なくすることで、サイズ直し痕を極限まで目立たない様に手間のかかる加工を行います。 またその上で、指輪の色にあった素材の18金メッキやロジウムメッキ(プラチナメッキという通称のある、プラチナ族の金属メッキです)を使って加工箇所をなじませています。この最後のメッキ仕上げによって加工箇所が目立たなくなり、擦過による傷に対する耐久性も上がります。 2の方法は1の方法とな異なり、切断を行わない加工方法です。 この加工方法はリング全体に均等に圧力をかけることでサイズを縮める方法ですが、リングの仕様や状況によって用いることができるかどうかが決まります。 宝石類がついていたり、彫金等が施されていたりするなど、リングの一部に均一ではない部分が存在している場合は、圧力を加えた際にその箇所に力が加わりすぎてしまって思う様なサイズ直しができないどころか、デザインが崩壊してしまうこともあります。 また、この加工方法でサイズ直しができる場合においても、0.5〜1サイズ程度のサイズ縮め加工が限界です。 そのためこの加工方法を用いることができるリングは少なく、あまりこの加工方法を選択することはないのですが、加工方法の選択肢の一つとして用いることができる場合はご提案をいたします。 3の方法は、リングの内側に板状の地金を貼り付けてリングの内径を小さくする方法です。 この方法もリングを切断しない方法ですが、リングの内側に刻印等が入っている場合は、リング全周において内部に板をロー付(溶接)してしまうと、刻印が消えてしまいます。 また全周にわたって板をロー付するということは、板厚は薄くても、リングを1本製作することとなりますので、加工代金も比較的高額となってしまいます。 そのため、この加工方法を用いる場合は多くの場合において、刻印のない箇所にだけ板を貼り付けて内径を小さくします。 このようにすることで、刻印に対する影響を最小限しつつ、サイズ直しの金額も抑えることができます。
リングサイズを大きくするには 1. 1カ所を切って、大きくする分を足す。 2. 内側を削る。 3. 熱と圧力を加えて徐々に伸ばす。
指輪サイズを大きくする場合は一カ所を切断し、その部分に金属を足す1の加工方法が主流です。しかし、この方法は同様につなぎ目が目立ってしまうことが多いことが欠点です。 そのため夢仕立では、指輪を切断した際に出る粉や地金片をあえてロウ材に混入させて使用し、元のリングの色合いに近づけるひと工夫をしています。 さらに、切断部分の断面をヘラやキサゲでなめらかにすることにより、断面か腹発生する蝋巣を極めて少なくすることで、サイズ直し痕を極限まで目立たない様に手間のかかる加工を行います。 またその上で、指輪の色にあった素材の18金メッキやロジウムメッキ(プラチナメッキという通称のある、プラチナ族の金属メッキです)を使って加工箇所をなじませています。この最後のメッキ仕上げによって加工箇所が目立たなくなり、擦過による傷に対する耐久性も上がります。 サイズを小さくする場合と同じように、つなぎ目が傷にならないよう18金メッキやロジウムメッキで丁寧に処理を施します。 2の加工方法は1の加工方法とは異なり、リングを切断しない加工方法で、リングの内側を全周に渡り均一に削ることでリングサイズの内径を大きくする加工方法です。 しかしこの加工方法はリングの厚みがあるリングに用いることでき、さらに耐久性に問題がない程度の地金の厚みを残さなければならないため、用いることができる場合でも1〜2サイズ程度が限界となり、リングによってはこの加工法を用いることができない場合もあります。 また、内側に刻印等がある場合は、基本的には全ての刻印が消失してしまいます。 宝石のct数や地金の刻印、文字刻印機械による彫金の文字等の彫金や刻印であれば、近い書体の刻印にて復元することは可能ですが、ブランドのロゴマークや特殊文字など、メーカーやブランド特有の刻印や彫金の復元はできません。(著作権や意匠に抵触するものは確実に不可ですが、それ以外はご相談ください) この加工方法は「内側の刻印等のみを避けて削る」ということはできず、全周に渡り均一に削る必要があるため、上記の条件に合うリングにのみ用いることのできる加工方法です。 3の方法は1や2の方法とは異なり、リングを切断したり削ったりしない加工方法です。 この加工方法はリングの延性によって選択が可能となる加工方法となりますので、同じブランドの同じシリーズの品物であっても、個体差によって用いることができる場合と、用いることができない場合があります。 また、この加工方法は個体差によりますが、1〜2サイズの伸長が限界となりますので、2サイズ以上のサイズ直しを行う場合は、この加工方法を用いることができないこともあります。 さらにリング全体を均一に伸ばしていくため、内側の刻印がある場合や外側にデザインがある場合は、わずかに既存の文字やデザインが横長になり、彫金等は深さが浅くなります。 しかしリングを切断することなく行うことのできるこの加工法は、均等にデザインが配置されているリングや、あまり切断したくないこだわりのリング(マリッジリングなど)に用いることは大変多く、多くのお客さまにお喜びをいただいております。 またこの伸長加工は地金の様子を具に観察しなければならない、実は大変繊細な加工方法でもあります。 無理に伸ばしてしまうと耐久性を損なってしまうだけではなく、デザイン自体を壊してしまう可能性もあるため、リングの状態を見極めつつ、適度な温度と適度な圧力を少しずつ時間をかけながら加えていくことが重要であるため、熟練の技術が必要となります。
このタイプの指輪のサイズ直しは、かなり難しい加工となります。二種類の金属の物は、仕上げるのにそれぞれメッキ仕上げをしなければいけません。それぞれ養生しながらなので倍以上の手間がかかるのです。今回のサイズ直しは6ミリ程金属を足さなければならないので、その部分の模様の再現もあり、高度な技術が必要になりました。他のお店で断られたので『こんなに綺麗に仕上げてもらえて嬉しいです』と素敵な笑顔を頂けて、ほっといたします。
9.0mm×14.0mmの大きなお石がついた、K18のリングのサイズ直しです。4サイズアップする加工を承りました。とても華奢なつくりの腕ですが、きれいな円形に仕上がり、サイズ直しを行った箇所も加工跡が目立ちません。お客様からご要望のあった腕部分の模様も、しっかりと残すことができました
マリッジリングなどでも人気のミルグレインのデザイン。サイズ直しの際、加工箇所のミルが崩れてしまっては残念です。繊細なデザインをこだわって再現し、内側に入っていた刻印も綺麗に残してお仕上げいたしました。
ご自分の指輪のサイズを知っていますか?
指によっても違いますし、右手と左手でもサイズは違います。季節や体調によってもサイズが変わることがありますね。そればかりでなく、日本と海外ではサイズの規定も違います。リングサイズについて、また、使っている指輪のサイズが合わなくなってしまった時の対処法など、指輪のサイズにまつわるお話をしていきたいと思います。
サイズが合わなくなってしまって、しばらく仕舞っておかれたリングです。サイズを直されてまた使えるようになり、とても綺麗に仕上げもして頂いた、と大変喜ばれていました。
ご主人の結婚指輪がサイズが合わなくなってしまったとの事でご来店されました。PtとK18のコンビのリングは加工の難易度が高くなります。難しい加工でしたが細かい傷も綺麗になりとても喜んで頂けました。
かなり大幅なサイズ変更(7号アップ)のため、楕円のような仕上がりになる懸念がある加工でしたが、きれいな形でお直しができました。チェーンがついた独特のデザインも崩れず仕上がっています。サイズ直し後は、きれいにお仕上げしてからお客様へお渡ししています。新品のようなピカピカの仕上がりに、驚くと同時にとても喜んでいただけたようでした。
海外のお品物で購入いたしましたが、サイズが合わずご来店。ハーフエタニティリング、5号サイズ小さくする加工でリングの半分くらいまでお石が入っていました。大きなサイズ直しの範囲でしたが、リングの形も大きく変わることなく綺麗にお仕上がりすることができました。
サイズ直しでご来店いただきました。とても素敵なデザインのアンティークリングでした。
素敵なダイヤのリング。サイズのお直しでご来店です。サイズもピッタリで、綺麗に磨かれたリングの出来上りを、とても喜んでいただきました。
サイズ直しは、特に大幅な変更の場合はリングが楕円に近い形になったり、デザインによっては修理箇所以外の部分に負荷がかかるおそれなどのリスクを伴う難しい加工となることがあります。こちらのリングも難易度の高い加工でしたが、独特のデザインを崩さず、きれいにサイズアップができました。夢仕立へのご相談のなかでも、特に多いご依頼のひとつがサイズ直しです。一度サイズ直しを断られてしまったリングでも、あきらめずにぜひご相談くださいませ。
リングサイズを6号縮める加工です。腕に石が留められている範囲は構造上動かすことができないことに加え、かなり大幅な変更なので楕円のような仕上がりになるおそれがありましたが、綺麗にサイズダウンができました。加工跡も目立たず、独特のデザインも崩れることなく元の雰囲気を保っています。
大きなお石のついたリングですが、このようなお石の場合サイズ直しの際に石をはずしてからのサイズ直しとなりますが、とても綺麗に仕上がりました。
プラチナリングのサイズアップと、メレダイヤを2石追加する加工を承りました。メレダイヤが腕に加わることで、リングの印象がぐっと変わってきます。サイズアップも、直した箇所がわからないほどきれいに仕上がりました。思い出深い形はそのままに、より一層輝きを増したリング。大切な想いや歴史をのせて、これからも持ち主の方の人生を彩ってくれることでしょう。
重い買い物袋を持ち上げたり、運転中にハンドルを握ったり・・・ プラチナは柔らかいので、ふとした日常動作の中にも変形のリスクがございます。 縦長に伸び変形してしまったリングの、サイズ変更+変形直しを承りました。経年の変色やお石の汚れもすっきり落とされ、綺麗な姿に元通りです。変形の程度によってはサイズ直しの料金内で変形直しを承ることもできますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
#17→#9という大きなサイズな直しと以前に直したサイズ直しの痕が残っていたので、そちらを消す修理となりました。大きなサイズ直しですと、楕円になることもありますが、今回そのようなこともなく、以前のサイズ直しの痕も消え綺麗におしあがりいたしました。
素敵なお石の留まったPt製リングのサイズ直しです。ご来店いただいた時点で中石がカタカタと動いておりましたので、その場でお客様にもご確認いただき、留め直しの加工もご一緒に承りました。7号縮めというかなり大幅なサイズ直しにも関わらず、変形も気にならない綺麗なお仕上がりです。お石もしっかり留め直しておりますので、また安心してお使いいただけますね。
K18・Pt900製のコンビリングのサイズ直しをさせていただきました。地金がコンビであることに加え、全周にもようが入ったタイプのリングですので、加工の難易度はぐっと上がります。サイズ直しと共に、リングにメレダイヤをつけられないか・・・とのご相談もいただきました。リングの厚みの関係で大きなダイヤは留められませんが、小さなダイヤを3石彫り留めすることに決定。4号アップと比較的大幅なサイズ直しでしたが、地金を足した箇所がほとんど分からないお仕上がりです。新たにダイヤの輝きも加わり、よりいっそうつけるのが楽しくなるよう生まれ変わりました。
綺麗な南洋珠のリング。今回はサイズ直しご希望です。2サイズ小さくしました。グルグル回って付けられずにいたリングは、また付けられると大変喜んでいただきました。
お二人のご婚約指輪に男性のお母様からリングを頂き、デザインの変更でご相談にいらっしゃいました。リングのデザインが新しく、またあまりお使いではないようで綺麗でした。リフォームした場合の金額とサイズ直しの金額をお伝えしました。翌日ご来店になり、サイズの変更で受注となりました。お母様も、このまま使うのを喜んでいただいたようです。
着用しているうちに微妙にサイズが合わなくなってきてしまったとのこと。季節や時間帯、その日の体調などにもよって指のサイズは変化します。特にマリッジやエンゲージリングは着ける指を固定したいという場合がほとんどですので、サイズ直しのご相談をいただくことも多くございます。大切な内側の刻印はしっかり残し、微細なご使用痕も綺麗にお仕上げいたしました。加工箇所の目立たないお仕上がりにお客様にもご満足いただいております。
比較的加工の難易度が高いこちらのお品物ですが、どの部分を切るか、表面の燻しは再現するのかなど、綿密にご希望を伺い、お客様にもご納得いただける出来栄えに仕上がりました。このようなリングの場合、切って地金を足す加工のほか、リングに熱を加えてじわじわと延ばしていく加工もできる可能性があります。まずはお気軽にご相談くださいませ。
お仕事柄ずっと着けていらっしゃらずサイズが変わってしまわれてお持ち込みに。両端が鏡面仕上げで、中が梨地仕上げのリングです。伸ばしも縮めも仕上げの難しいお品物です。しかし何処で繫いだのか分からないお仕上げに大変喜んで頂けました。
全体にねじりの模様の施されたリングのサイズ直しです。模様の再現も入る難しいサイズ直しとなります。仕上がりはご覧の通り新品同様の綺麗な仕上がりとなりました。いつもながらお客様の仕上がりに対するお喜びのご様子はこちらも大変嬉しい一瞬でございます。
サイズが合わなくなったリングのお直し。サイズを直しと亀裂が入っていた箇所も綺麗に直すことができ、着けることができなかったリングが生まれ変わり、新たに着用することができ、お客様もとても感激いただけました。
御結婚を機にお母様から譲り受けたパールリングです。記念日の写真撮影に着けたいというご希望でサイズ直しされました。とても照りの美しいリングです。末永くご家族に受け継がれてゆく事と思います。
サイズ5から5.5と小さいお直しです。体調で0.5位は変化するのですが、お客様にとっては大きい感覚でらっしゃるのでしょう。アドバイスはさせて頂き、その上でご納得の上で承らせて頂きました。おひとりおひとりの感じ方は様々です。お話をじっくりさせて頂き、加工は承らせて頂いております。お気軽に何でもお尋ね頂ければ誠心誠意お答えしたいと思っております。
お婆様から譲り受けたというダイヤのリングのサイズ直しです。ピッタリのサイズになり、また綺麗に仕上げをした事によりダイヤモンドが綺麗に光り輝きましたので、大変お喜び頂きました。ご家族の大切な思いが末永く受け継がれて行く事と思います。
幅のあるしっかりした地金と言う事もありましたが、二本の筋の入っているお品物ですので再現加工も加わる難しい加工の部類に入るお品物でした。そのため通常のサイズ直しより、若干料金もかかってしまいました。新品同様の仕上がり、どこで繫げたか分らないくらいの綺麗な仕上がりに大変お喜び頂きました。
2種類の金属を使用しているリングなので、サイズ直しの仕上げが少し難しい物になります。綺麗に仕上がりまして大変喜んで頂けました。
計測不可の変形も見られたお品物でした。新品同様の仕上がりに大変ご満足頂けた様でした。ウデの部分もしっかりと地金が使われていても、力の加わり方によっては簡単に変形してしまいます。元の様に戻り、またご愛用頂けると嬉しい限りです。
奥様のリングのサイズ直しを承りました。レール留めのリングですが、綺麗に仕上がりとても喜んで頂けました。
お母様から譲られたリングをご自身のエンゲージリングにされたいとのご希望。素敵なデザインのリングでしたので、そのままサイズ直しでご使用になりたいとの事でした。綺麗に出来上りとても喜んで頂けました。
お子様のご入学式にお着けになられたいとお持ち込みに。ただ通常のお預かりではお時間が無かったので、特急で預からせて頂きました。特急でもしっかりとした綺麗な仕上がりで、なんとかお式にも余裕で間に合い、喜んで頂きました。
婚約指輪とハーフエタニティーの二本のリングのサイズ直しです。もらってからほとんど付けない間に入らなくなってしまわれたとお持ち込みに。お子様も成長されたので、これからはまめにお付けになられるとの事でした。
お母様のリングをお嫁さんへ譲られると言う事でサイズ直しを承りました。大切なお品物が代々受け継がれてゆく事はすばらしい事と思います。受け継がれたお嫁さんも次の世代まで大切にされる事と思います。
K14のハワイアンリングのサイズ直しのご紹介です。7.5号から5号への縮め加工、繋ぎ目が目立たない箇所で切ってサイズ直しをしております。内側の刻印を残しつつ、デザインも損なうことのない綺麗なお仕上がりとなりました。
結婚指輪のサイズ直し。指のサイズが分からないとのことでしたので、その場でお測りし、仕上がりサイズ「13.5号」にて承りました。表面のご使用痕はぴかぴかに磨き上げられ、内側の大切な刻印もしっかり残して加工ができました。 夢仕立では0.5号刻みでのサイズ直しが可能です。現在のサイズが分からなくても店頭で測定することができますので、より指に馴染むサイズをご一緒にお探しいたします。サイズの合わなくなったリングにお困りでしたら、ぜひ一度ご相談くださいませ。
爪の見えにくい特殊な石の留め方をミステリーセッティングと言います。今回は、そうした留め方のリングをサイズ直しする加工です。 ミステリーセッティングの指輪は、通常のリングのように、指が入る輪を切ってのサイズ直しができません。そこで今回、指輪のアジャスターパーツを使ってのサイズ直しをご提案させていただきました。加工する前と後、指輪そのものの見た目は変わりませんが、お客様の指にフィットする仕上がりとなっております。ミステリーセッティングの指輪のサイズ直しをご検討でしたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
お婆さまのリングです。お母様から、このままでも使えるデザインなのでと、譲り受けられた大切なリングです。サイズを直してお着けになりたいとのことでした。15.5号から9.5号と大幅なサイズ直しでしたが、リング内側の円の形が大きく変わることもなくとてもきれいにご希望のサイズに合わせることができました
Pt950のリングを1号サイズアップする加工です。加工自体は難しいものではございませんが、今回のお品物では使われている金属がPt950となっております。こちらはプラチナの含有量を表している記号です。数値が高いほどプラチナの純度は上がりますが、そのぶん柔らかく、加工が難しくなってまいります。通常、弊社でリングのサイズアップを行う場合は、修理した後もお品物を長くお使いいただけるようPt900をお勧めしております。今回のお品物も、そうした観点からPt900で修理をさせていただきました。見た目にはほとんど違いもございませんので、以前と変わらずご使用いただけるかと存じます。なお、ご希望に応じてPt950での加工も承っております。どうぞお気軽にご相談くださいませ。
ご結婚の報告をお父様へお話をした時に、このリングを渡されたそうです。お父様がお母様に差し上げたリングは、今度お嬢様のご婚約のリングになります。
サイズが合わなくなってしまったリングのサイズ直しです。少し大幅なサイズアップでしたが綺麗に出来上り、新品みたいですね!と、とても喜んで頂きました。これからも末永くご愛用頂ける事と思います。
幅・厚みともにしっかりしたお品物ですが、リング部分のシルエットも大きく変わることなく、ほぼ真円の状態で仕上がっております。今回の加工のポイントは、元々お品物全体に施されていたつや消し(ヘアライン)です。サイズ直しなどで模様の入ったリングを切断する際、どうしてもその箇所で模様が途切れてしまいます。こちらのお品物では、途切れてしまったヘアラインの境目をなじませ、違和感のないように仕上げさせていただきました。まさしく職人の腕の見せ所、と言える細かい作業でございます。
角のダイヤとラウンドのメレのリング。サイズ直しでお受けしました。デザインは少しアンティークですが、綺麗にお直しが出来あがりました。早くお渡しがしたかったのですが、緊急事態宣言下休業になりました。再開後直ぐにご来店頂き、とても喜んでいただけました。
ご主人のお義母さまからお譲り受けの指輪のサイズ直しです。また、ぶつけられた時に曲がってしまった石の留め直しも致しました。四角いお石が並んだデザインなので気になっていらっしゃったのですが、仕上がりにご満足頂けたようでした。
元々のサイズは6.5号だったのですが、今回それを11号にアップしました。かなり大きなサイズ直しですが、正面からのシルエットも損なうことなく出来上がっております。金属を足した部分が一見して判別できないように、お預かり時のご使用痕も含めて綺麗にしているのがお分かりになるでしょうか。使っているうちにどうしてもついてしまう小傷や汚れも含めて、サイズ直しの際は新品同様に仕上げております。
ドクロのデザインと、黒っぽくいぶしたような風合いが特徴的なリングのサイズ直しです。1.5号分のサイズダウンと、大幅なお直しではありませんでしたが、黒い部分が極力薄くならないよう、注意して加工をいたしました。加工跡も目立たず、独特の風合いを残した仕上がりです。
ブランド品のリングはサイズ直しを行うことができても1~2号程度のお直しの範囲である事が多く、それ以上のサイズ直しは受け付けてもらえない事があります。サイズ直しは平均2~3号位のお直しをご希望のお客様が多く、お困りのお客様が大勢いらっしゃいます。 夢仕立では素材や構造等に問題がなければサイズ直しを承ります。 またチェーン切れや石留などの修理も承っておりますので、お気軽にお尋ね下さい。
このリングはサイズ直しが非常に難しいリングで、正規店でもサイズ直しを断られてしまい、今回、夢仕立にお持ちいただきました。 リングは表面にライン状の彫金が施されていて、さらに内側が抜けている軽やかな仕上げになっています。またバケットのダイヤモンドが留められているので、ものすごくサイズ直しが難しいリングです。
難しいサイズ直しでした。一周ぐるりとダイヤと模様が入っているので、普通に切って溶接をすると加工跡がどうしても目立ってしまいます。そのため今回は、切らずに全体を少しづつ広げる加工にて、サイズを大きくいたしました。汚れも落ちてピカピカの仕上がりとなり、お客様もとても喜んでくださいました。
ダミアーニからのご依頼品です。 添付のチェーンを短く、またダミアーニのロゴの位置を少しずらして付け替えて欲しいというご依頼です。このペンダントは以前ダミアーニがお客様に販売したものだそうですが、ネックレス自体が長すぎてお客様が使いづらいと仰られていたため、夢仕立にご相談にいらっしゃいました。
CHAUMETのK18リングを3号UPいたしました。四角いデザインですので1箇所の長さは変わっておりますが、全体の雰囲気を損ねることなく仕上がりました。ブランドでは受け付けていないようなサイズ直しも多数承っておりますので、ぜひぜひご相談くださいませ。
サイズ直しは現状のリングに様々な力や熱を加えて加工をいたします。一般的なサイズ直しの工程は、「切断」「溶接」「仕上げ」となります。なるべくダメージが残らないように加工することは当たり前ですが、早く、急速に加工しようとした場合、主に以下のダメージが残ります。 1,早く切断することにより、切断部分付近内部に微細な亀裂が入る。 2,切断の瞬間に金属のバネ性が働くため、支点部分内部に微細な亀裂が入る。 3,切断部分が滑らかにならず、その後の接合に不具合が起こる。 細いリングであれば、10秒かからずに切断することが可能です。しかし、これでは単に「切断」しているだけで、将来のダメージのことについて全く思慮されていません。 夢仕立ではダメージを最小限にとどめるために、極めてゆっくりと切断します。ゆっくりと切断することによって、切断の際のわずかな振動で生じる微細な亀裂の発生を抑えることができます。これにより蓄積されるダメージを最小限に抑えます。 また、指輪のサイズ直しの際には、ほとんどの場合においてロー付け(溶接)作業が必要となります。しかし、早く、急速にロー付けを行おうとすると、主に以下のダメージが残ります。 1,リング自体の地金の性質を測らないままロー付けをおこなう為、余計に熱を加えてしまい、ロー付け部分付近や他の箇所の内部に見えない気泡群が発生し、将来的に気泡群の跡が繋がってしまい、亀裂などが入る。 2,ロー付け部分となる切断箇所を滑らかになるまで細く仕上げないことによって、擦過痕に溶かした地金(ロー材)が入り込まず、内部の細かい空洞となり、耐久性が落ちる。 3,素材調査を短縮するために、本体よりも純度の低いロー材を使用し、異金属接触による腐食を起こしてしまい、耐久性が落ちる。 ロー付け作業も単純に溶接するだけであれば、10秒程度で終了します。しかし、これでは単に「くっつけている」だけに過ぎず、将来のダメージのことについて全く考慮されていません。早く、急速に作業を行うことは可能ですが、弊害の方が遥かに大きく、耐久性を損なう結果となります。 夢仕立ではロー付けによるダメージも最小限に止めるために、全てのサイズ直しのロー付けにおいて、以下のことを行います。 1,本体切断時や調整時に出る本体の金属粉を材料から溶解の性質を見極め、さらに本体の金属粉をロー材の一部に組み込んで、1つ1つ個体差のある指輪の性質に合った、安定したロー材を1つ1つに合わせて作る。 2,非常に小さい切断部の断面を鏡面仕上げを行い、摩擦や擦過痕を極限まで少なくしてロー材の流れを良くし、ロー付け部分の空洞化を防ぐ。 3,「1」で調査した結果に基づく設定温度を調整し、ロー付け部分だけではなく、他の部分に与えるダメージを抑えて将来のダメージを軽減する。 夢仕立ではロー付けを行う前に、指輪を切断した地金の粉の分析を行い、指輪本体に最適な温度を調べます。指輪は一つ一つに個体差があり、同じ合金割合でも使用している割金の種類や割合によって溶ける温度が微妙に異なります。ある程度の予測を付けて行うことは簡単ですが、正確に分析して熱を加えることでダメージを最小限に抑えることができます。 また、切断部分を本体の表面部分以上にピカピカに仕上げることによって、ロー材の入り込みを良好にし、ロー付け部分のダメージを極限まで少なくします。この作業を行わないとロー材がうまく流れず、ロー付け部分のみならず、他の部分の将来的な耐久性にも影響を及ぼします。 早く作業を行うことは大切なことですが、ジュエリーというお客様の大切なお品物にとって、どのような作業が良いことなのか、ということを考えた結果、「ゆっくり丁寧に、正確に作業を行う」という加工方法がベストであると考えました。ファストファッションとは異なるジュエリーというものだからこそ、夢仕立では手間をかけて加工作業を行わせていただいております。
指輪のサイズ直しをする際に、石動きや裏側部分、宝石の爪の部分に傷が見つかることがほとんどです。 細かな傷などは加工の途中ではじめてわかることも多いため、当店ではこれらの経年によって傷ついた部分も一緒に補修しています。 「石動き」、「裏側部分の亀裂」、「爪の亀裂」、「腕の部分の亀裂」 などの問題が、ほとんどのお品物で見つかります。この部分を放置致しますと後々お品物が破損してしまう可能性がありますので、夢仕立ではサイズ直しと共にこれらの瑕疵部分を補修致します。そのため、夢仕立でサイズ直しを行った指輪は、その時点での最高の耐久性を持つお品物として、お客様にお渡しいたしております。 当初は、サイズ直しと修理の部分を別々に分けて考えておりました。しかしこれらの瑕疵は加工途中や熱を加えて初めて発見出来る場合が多く、手を入れるまで見つけることができません。 補修を行うためには決してお安くはない金額の材料費や人件費等が別に掛かります。 しかしこの補修を行うための代金を頂いておりませんので、結果的にはサイズ直しを終了した後で納品の際にお客様に瑕疵のお話しをせざるを得ませんでした。 そのときはサイズ直しのご依頼しか承っていなくても、瑕疵部分のお話しはお客様にお伝えしなければいけないことです。しかし、後から瑕疵部分のお安くはない補修のお話しをしなければならないのは、あまり良いことではないと私達は考えました。 そこでサイズ直しの基本料金を、ある程度の補修を見込んだ料金に設定することに致しました。 その為、夢仕立では余程の大きな瑕疵ではない限り、サイズ直しの際にできる限りの全ての補修を施しております。もちろん時間もコストもかかり、中には料金ギリギリになってしまうものもあります。 しかし、それでも一度私達の手を通過したお品物を、「今できる限り最高の状態に仕上げたい」という強い思いから現在の設定でサイズ直しを行っております。 中にはとても加工が難しく、販売店でも断られたお品物も多数持ち込まれることがあります。 それでも夢仕立では蓄積された技術と知恵を使い、できる限りの力で対応をさせていただいております。 そしてそんな夢仕立の宝石・宝飾品に対する考え方にご納得頂きました沢山のお客様に支えられて、加工を行ってくることができました。ご理解頂ければ幸いです。
よくあるご質問の中に「サイズ直しや修理は料金が安いから、リフォームとは異なり、夢仕立の保障システムの対象外なのですか」というものがございます。たしかに、一般的な修理サービスにおいては、修理とその他のサービスとは保障システムが変わっているものが多いと思います。ジュエリーの修理においても例外ではないかもしれません。 しかし、夢仕立のサイズ直しを含めたジュエリーの修理では、リフォームやオーダーメイドなどと同じように、お預かり品に対してのシステムを適応させていただいております。ご依頼を承る金額や内容に関わらず、お預かりいたしましたお品物に対しての対応を変えるということは、一切いたしません。お客様の大切なお品物をお預かりする内容に、料金や作業内容の高低などは関係ありません。 お客様のお品物を同様に、大切にお預かりするために、夢仕立のお預かりシステムは全てのご依頼品に適応させていただいております。
この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘
Customer reviews
評価 : ★★★★★
母から譲り受けた指輪のサイズ直しをお願いしました。とても丁寧な対応で仕上がりも美しく新品のように綺麗になりました。とても満足しています。またリフォームする際はお願いしたいです。
評価 : ★★★★★
2度目の利用です。毎回とても丁寧な対応をして頂き、大切な指輪を安心して預けることができました。サイズ直しもとても丁寧で、大変嬉しかったです。
評価 : ★★★★★
指輪のサイズお直しをしていただきました。丁寧な接客と明朗会計で待っている間も楽しみに待たせていただきました。義祖母から譲り受けた指輪をこれからも大切に着用できます。どうもありがとうございました。
評価 : ★★★★★
14.5→8の大幅なサイズ変換でしたが、かなり綺麗に仕上げて頂きました。他店では、+-2号が限度でしたが、こちらで直していただけて良かったです。金属が14kでかなり難しい地金で楕円形に仕上がるかもしれないと注意もありましたが、仕上がりはかなり綺麗でした。サイズ直しがまた気になった時はまたお願いしたいと思います。
評価 : ★★★★★
指輪のサイズ直しをしました。丁寧に話を聞いて頂きありがとうございました。仕上がりもピカピカでした。 昔の指輪を今風にリフォームしました。普段使いが出来るようになりました。おまけにネックレスまで作れて大満足です。
評価 : ★★★★★
リングのサイズ直しをしていただきました。 理想通りの仕上がりで大変満足です。 また利用させて頂きます!
評価 : ★★★★★
かなり平たく、薄い指輪を大変きれいに5サイズほど伸ばしていただきました。直したのがわからないほどです。 ありがとうございます。
評価 : ★★★★★
サイズ直しは完璧で、サービスで研磨かけて綺麗にしていただけました。 また利用します。
評価 : ★★★★★
丁寧な接客で、サイズ直しのリングも綺麗に仕上がりました。
評価 : ★★★★★
前回同様、サイズ直しをお願いしましたが、対応も体はよく、出来上がりもとても満足しています。 今回もとても気に入りました。