「トルマリン」は色彩豊か! その魅力は?

「トルマリン」は色彩豊か! その魅力は?

「トルマリン」はパワーストーンとしても使われることが多く、身近に感じる方も多いのではないでしょうか。 そんな「トルマリン」は、カラーバリエーションが豊富なことも魅力の1つです。 今回は、色彩豊かな「トルマリン」の特徴や魅力についてご紹介いたします。

「トルマリン」は色によって呼び名も異ります

数ある宝石の中でも、これだけのカラーバリエーションのあるものは他にないといっても過言ではないほど、トルマリンは色彩豊かな宝石です。色によって呼び名も異なり、無色は「アクロアイト」、ピンクは「ルベライト」、緑は「ヴェルデライト」、青は「インディゴライト」と呼ばれています。 中には蛍光するものや2色、3色と色味が混ざったものもあり、それは希少価値が高いとされています。 トルマリンの語源になっているのは、スリランカの「トルマリ」という言葉で、「多くの意味を持つ」という意味があります。それぞれの色によって宝石が持つ意味も異なる、魅力的な宝石なのです。

トルマリンの中でも希少価値の高い2色が混ざったものは、それぞれの意味を持ち合わせるといわれています。自分が望む意味の色を選ぶのもいいですし、パッと見て直感的に惹かれた色を選ぶのもオススメです。

電気を発する宝石 トルマリン

トルマリンの和名は「電気石」という名前が付けられています。その名の通り、トルマリンは自ら電気を発する宝石の一つなのです。 トルマリンは熱を加えるとその反対側に「焦電子」という電子を発生させる性質があります。 そのため古くから「電気石」という和名で知られていますが、巷で言われているような「身体に良い」とされる科学的根拠は全くありません。 そもそも「焦電子」はトルマリンの結晶に熱を加えた際にその結晶の対局側に発生するため、仮に人体にトルマリンを当てて熱を加えたとしても、焦電子が発生するのは反対側ですから、人体に影響は全くありません。また、マイナスイオンを発生すると言われることもありますが、電子はそもそも負電子で発生するので基本的にマイナスイオンです。 ということは、他の電子にも言えることとなり、世の中にはマイナスイオンが溢れている、ということとなります。 トルマリンが「健康に良い」「気の流れに影響する」ということは宝石学的にも科学的にも全く根拠の無いことなので、このようなことが目的で購入なされることは避けた方が良いと思います。

トルマリンのジュエリーを身に着けよう

トルマリンのジュエリー

カラーバリエーション豊富なトルマリンは、合わせるファッションによってカラーもチョイスすることができます。色彩鮮やかなトルマリンの指輪を着けることで、指先に華やかさをプラスすることができます。 小粒のトルマリンなら上品な印象に、大粒のトルマリンなら存在感がって特別な日の装いにも最適です。もちろん、普段の日にアクセントとして取り入れるのも素敵です。トルマリンは、金運を上げる宝石としても有名なので、自分のために購入するのもオススメです。 たくさんの素敵な宝石言葉を持っていたり、様々な色が楽しめるカラフルなトルマリンは、とても多くの魅力が詰まった宝石です。安定性の高い宝石なので普段使いはもちろん、お手入れが簡単なのも嬉しいポイントとなります。

資格会員ディプロマ FGA 高嶋 真紀

この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
高嶋 真紀

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