この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
山本 菜摘
1921年に創業したイタリアのファッションブランドGUCCI
100年以上の歴史を持つGUCCIは、ブランドの元祖とも呼ばれ、品質保証のために世界で初めてデザイナーの名前(グッチオ・グッチ(Guccio Gucci))を商品に入れた。現在でも幅広い世代に愛される人気ブランド。 GUCCIの修理やサイズ直しはとても難しい作業になりますが英国宝石学協会公認ジュエリー工房である夢仕立には、熟練の職人が在籍していますので是非、私たちにお任せください。
『GUCCI ディアマンティッシマ』シリーズは現行品ではなく、すでに販売終了となってしまっているためにGUCCIでも修理する事も交換することも出来ません。また、リングの構造上、非常に壊れやすく亀裂や歪み、破損などがすぐに起こってしまいます。そのためとてもお困りの方の多い品物でもあります。 ご依頼品の指輪は破損や亀裂、歪みなどが多数入ったリングですが、亀裂部分にロー材を仕込むことができない構造のため、亀裂に関しては表面のみ綺麗に整えました。破損している部分に関しましては、周囲と違和感の内容な部品を作り、ロー付けをいたしました。本来は亀裂部分も強度を高めるための修理を行いたかったのですが、亀裂部分にロー材を仕込むために亀裂を広げる加工を行ってしまうと、結局破損修理と同じ工程で行わなければならなず、ご依頼品には数カ所の亀裂が入っていため修理代金が非常に高額になってしまいます。 そのため今回の修理では表面を綺麗に整えるだけに留めておき、将来大きな亀裂や破損が入った時に改めてお直しを行う方法をおすすめ致しました。表面を整える加工でも現状よりは少し強度をつけることができますので、そのままご使用になられて運良く同じ箇所には亀裂などがおこらない可能性もあります。また、修理箇所以外でも同様の現象が起こる可能性もあることから、このような修理プランがベストであると判断いたしました。 GUCCI ディアマンティッシマ 指輪の修理 修理料金 : 23,000円
グッチのアイコンダイヤモンドリングは、柔らかいカーブが美しいリングです。散りばめられたダイヤモンドがとても綺麗です。 難しいサイズ直しでした。一周ぐるりとダイヤと模様が入っているので、普通に切って溶接をすると加工跡がどうしても目立ってしまいます。そのため今回は、切らずに全体を少しづつ広げる加工にて、サイズを大きくいたしました。汚れも落ちてピカピカの仕上がりとなり、お客様もとても喜んでくださいました。 2サイズ位までは、このように切らずにサイズ直しが出来ることもあります。模様が一周入っている指輪のサイズ直しでも、あきらめずに是非1度ご相談くださいませ。
インターロッキングGとヴィンテージロゴのデザインが目を惹く、長く人気のあるリングです。 一周デザインが入ったGUCCIのシルバー製リングを2号サイズアップする加工です。地金を足す方法ではなく、のばして広げる方法で、表面に入ったデザインが崩れることなくサイズアップできました。
ディアマンティッシマの指輪と共に片方を無くされてしまったGUCCIのピアスのリフォームも承りました。ピアスをペンダントにリフォームする際にGUCCIのロゴマークの後ろにチェーンを通すご提案と、バチカンをつけてチェーンを通す仕様の2通りのご提案を致しました。 GUCCIのロゴマークの裏側にチェーンを通すタイプは、デザイン的にはとてもスッキリして良いのですが、チェーンを取り外すことが難しく、一度ペンダント専用のチェーンとして通してしまうと、ご自分でチェーンを取り替えることはできません。バチカンタイプはペンダント上部の金具が大きく少し目立ってしまいますが、ボリュームもあり、チェーンをご自分で取り替えることができます。今回のご希望はバチカンタイプでしたので、ご希望の仕様にて製作を致しました。 ジュエリーリフォームの料金 : 27,000円(金具代込み)
ボロボロに錆びて、ボールチェーンが切れてしまったGUCCIのネックレスの修理です。チェーンをロー付け修理し、錆び取りをして新品のような仕上がりに。
グッチは、イタリアのフィレンツェで乗馬用革製品の製作工房としてスタートしたブランドです。富裕層向けの馬具や旅行鞄などの革製品を製作していたグッチの巧みな職人技は、ジュエリー製作にも引き継がれてきました。イタリアの有数ブランド、グッチが製作するジュエリーの歴史とデザイン、代表的なバンドリングなどについてお伝えしていきます。
この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
山本 菜摘