この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 優子
「夢仕立」ではこれまでに数多くのティファニー社製品の修理を取り扱ってまいりました。修理が難しく他のお店で断られてしまった物でも是非、一度ご相談下さい。
このタイプのリングはサイズ直しをする際にリングが2つに分かれてしまいますので、その接合部分をぴったりと合わせることが難しく、仕上がりも綺麗にいきません。このような単純なロウ付け(溶接)作業にこそ、職人の技術とセンスの差が現れます。 夢仕立の職人はかなり几帳面で細かい性格の人ばかりです。そのため、このような繊細な作業はかなり得意とするところで、仕上がり具合もどこを修理したのかルーペで見てもわからないレベルの仕上げを行うことができました。ブランドショップで修理を断られたことから、お客様も半ば諦めていたそうですが、綺麗に修理が終わったリングを見て大変御喜びになられていらっしゃったのを見て、私たちも嬉しくなりました。
ブランド店でサイズ直しを断られてしまうことは、実は比較的多いのです。理由は様々ですが、最も多いお断り文句は「そのサイズに合ったベストのデザインで製作をしているため、サイズ直しではなく交換なら受け付ける。ただし、料金は新品購入とあまり変わらない金額をお支払いただきます」というものです。 人間である限り、生きていれば体の変化は多々あります。ジュエリーは主に人間が装着するものですから、そのようなことは当然想定して製作をするべきであると夢仕立では考えています。ジュエリーも体型に合わせて、その方の人生に寄り添っていってほしいと願っています。そのため、当然その方の人生に合わせて修理できるべきでなければなりません。 しかし、前述のように断られてしまうことも多く、大切な記念のジュエリーを使用できなくなってしまい、大変悲しんでいるお客様は大勢いらっしゃいます。
夢仕立では「できる限りブランドのロゴは消さないように」「元のデザインが崩れないように」「サイズ直しと同時に他の不具合箇所も発見するように精査する」というコンセプトで修理を行いますので、多くのお客様に大変ご指示をいただいております。「中には他店でロゴを消されてしまったので、夢仕立に持って来ればよかった」と仰られるお客様もいらっしゃいます。 簡単に思える修理加工は、実はかなり腕前の差が出る加工でもあります。 実際に、適当に加工しようと思えば、サイズ直しは5分程度で終わります。 しかし5分では「デザインの調整」「リング全体の修正」「全ての留まっている宝石類の動きのチェック」「他の不具合箇所がないかどうかのチェック」「サイズ直し部分の微細な変化の修正」等、数多くの確認作業や修正作業を行うことは不可能です。
これらの項目は夢仕立では約100項目ぐらいありますが、1つ1つデザインの異なるジュエリーにおいても、全て丁寧に検査や修正をおこないます。 そのため、夢仕立では修理加工においても、「検査・修正費用」を必ずいただいております。 それは夢仕立のコンセプトである「修理品でも、その時の最高の状態にしてご納品する」というポリシーに基づいたものです。 「費用をいただいていないから依頼内容しか行わない」という考え方は、プロとして間違っていると思います。 「お客様が把握していらっしゃらないところまで丁寧に精査して、修理を行う」これがプロの在り方だと思います。 ぜひ他店で断られたジュエリーの修理も、一度夢仕立にお持ち込みくださいませ。 夢仕立の持っている最高の技術を注ぎ込み、全力で対応をさせていただきます。 修理代金:¥18,000位〜 加工納期:約4週間
修理前
サイズ直しの跡が気になります。
修理後
サイズ直しの跡が消えました。
内側の文字もしっかりと残っています。
ティファニー社のミルグレインのマリッジリングです。都内の他の業者さんに一度直して大きくしてもらったそうですが、「内側の文字を消したくない」というご希望を仰られたところ、地金を足すサイズ直し(通常行う加工です)の方法にて行われたそうです。
しかしプラチナ部分をコーティングしているだけで、足した部分は全てK18で直していたため、1ヵ月ほどで画像の様にくっきりと地金を足した部分が金色のラインになってしまいました。 とても気になったため、お客様は当初サイズ直しを行なった都内の業者さんに相談したそうですが、「元に戻しても内側の文字を消さなければ同じ見た目でのサイズ直しはできない」と言われたそうです。 当初修理をご依頼なされた時と異なりあまり対応もよくなかったとのことで、迷った結果ほかの業者に依頼することを決断なされ、修理が上手そうだと思った夢仕立にご来店になられました。
夢仕立ではこの様な「コンビ+ミル打ち」のデザインのサイズ直しも多数承っており、サイズ直し痕もほとんどわからない様に仕上げることができます。もちろん、K18のみでサイズ直しを行うことはせず、きちんと伸ばす部分のパーツをプラチナとK18で作り込んでから足しますので、当然内側の文字にも影響せず、綺麗にサイズ直しを行うことができます。 技術と手間が必要な作業ですが、一生ご使用なされるお客様のお品物の修理ですので、妥協はできません。 「サイズ直し」は適当に行えば簡単な作業ですが、簡単な作業ほど腕前の差ははっきりと出ます。 さらにアイディアと経験の乏しい業者さんではできない様な修理も、熟練の工房であれば行うことが可能です。 「想像できることは全て可能」なのです。 金額の大小はありますが、ぜひ一度夢仕立へご相談ください。 夢仕立をご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様のお役に立てた事を感謝いたします。 またのご利用を心よりお待ち申し上げます。 修理代金:約32,400円〜 加工納期:約4週間
Tiffany ソレストフルエタニティリングのサイズ直しです。フルエタニティのサイズ直しは非常に難易度が高く、ブランドではもちろん、他の修理店でも断られてしまったというご相談を多くいただきます。今回は2~2.5号程アップのサイズ直しで、なるべく見た目が変わらないようにとのことでしたので、きれいに仕上がるところで号数を微調整することとなりました。 サイズ直しで足した箇所には新たにダイヤを追加し、爪の大きさや隙間など、細部のバランスを慎重に見ながら加工します。 ほとんど加工箇所の分からないお仕上がりに、「大変満足です」と嬉しいお言葉を頂戴いたしました。
ティファニー エルサペレッティシリーズの結婚指輪のお直しです。サイズが変わり指から抜けなくなってしまったとのことで、お直しを前提としてリングカットから承りました。7号アップという大幅なサイズ直しでしたが、加工箇所もほとんど目立たず、大変綺麗なお仕上がりです。カットの際に外れてしまった石の留め直しと、消えてしまったお名前の刻印の打ち直しもしております。マリッジリングは一生ものですので、指のサイズの変化に合わせ、必要なタイミングでサイズ直しをおすすめしております。ぜひ夢仕立へご相談くださいませ。
TIFFANY社製の人気のネックレス。こういう細いチェーンは切れやすいので修理に持ち込まれる方が多いです。切れてしまったネックレスのコマをロー付けして修理します。ジュエリークリーニングより新品のような仕上がりになりました。
ティファニーの腕がクロスしたボリュームのあるデザインのリングのサイズ直し。サイズがどの指にも合わないとのご相談で、小さくされるか、大きくされるか悩んでいらっしゃいました。ボリューム感のあるデザインでしたので中指に着けたいとのお話に決まりました。難易度の高いお直しでしたが綺麗に仕上がりとても喜んで頂けました。
ブランドアイコンでもあるアルファベットのTをあしらった洗練されたデザインが魅力的なリングですが、デザインの部分がつながっていない形状のためサイズ直しの難易度は高く、ブランドや他店での修理は断られてしまったとのことで夢仕立へご相談くださるお客様も多くいらっしゃいます。加工の際に一度リングをカットすることで2つに分かれた状態になってしまうため、サイズ直し後のデザインが崩れてしまわないようしっかりと固定しながら、熟練の職人が慎重に加工を行っていきます。 今回は1号分のサイズダウンを承りましたが、つなぎ目も目立たず、どの部分で加工したのか分からないほどのお仕上がりに。また再びご愛用頂けるよう、きれいにお直しができました。
ローマ数字がぐるりと取り巻いているデザインリングをサイズ直しする加工です。こちら、ご注文いただいた加工は3号ダウン。サイズを小さくする場合、どうしてもリングの一部を切り取らなければなりません。模様どうしの間隔が一箇所だけ変わってしまうことをご了承いただいたうえで、今回の加工を進めました。 ですが、その仕上がりは新品同様。ご使用痕の小傷は取り除き、メッキも新たにかけ直してつややかな雰囲気に。側面にあるブランドロゴもそのまましっかり残っております。諦めかけていたリングも、夢仕立でサイズ直ししてみませんか。
夢仕立では通常、ロー付けの後はメッキ仕上げをしておりますが、こちらはメッキなしロー付けのみの修理です。修理箇所に変色はございますが、思い入れのあるお品物のシルバー特有のお色味を残すことができます。単純に思えるロー付け修理にもいくつか加工方法がございますので、ご予算やご希望に合わせた加工を承らせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。
TVドラマの中にも使われた有名なリングですが、サイズ直しの難易度はかなり高いお品物です。 ティファニー社に持っていったのですがサイズ直しを断られてしまい、夢仕立にご依頼を頂く事が多いリングです。 このタイプのリングはサイズ直しをする際にリングが2つに分かれてしまいますので、その接合部分をぴったりと合わせることが難しく、仕上がりも綺麗にいきません。このような単純なロウ付け(溶接)作業にこそ、職人の技術とセンスの差が現れます。
この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 優子