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時計が止まった、動かない、トラブルの原因

時計が止まった、動かない、トラブルの原

時計が動かない!急に止まった!トラブルの原因と対処方まとめ

愛着を持って使っていた大切な腕時計。どんなに丁寧に使っていても、気がついたら止まっていた!昨日まで動いていたのに急に動かなくなった!なんてトラブルに見舞われた方も多いのではないでしょうか。今回は、大切な時計をより長く使い続けるために、腕時計が止まってしまう様々な原因と対処法をご紹介していきます。

公開日:2019年3月11日

トラブルの原因は腕時計の種類によっても変わる。

腕時計が動かなくなる原因は様々あり一概には言えません。腕時計の種類によっても変わってくるので、まずはご自身の腕時計の種類を確かめましょう。腕時計の種類は大きく以下の2種類に分類されます。

・クォーツ時計(内蔵された電池やソーラー電池を動力として動く時計)
・機械式時計(時計内部のゼンマイを動力として動く時計。ゼンマイを手動で巻く手巻き式と時計内のローターが回転して自動で巻き上げる自動巻き式の2種類)

クォーツ時計の場合は電池切れや充電不足が原因になっている場合があるので、まずはその点を確認しましょう。機械式時計も同様に、ゼンマイが正しく巻かれているかを確認することからトラブル対応を始めてみてください。

ただし、以前の記事でも紹介した通り時計の電池交換などを自分で行うことは、時計の価値を下げることにもなりかねないのでお勧めしません。また、ゼンマイを巻いても動かない場合、ゼンマイ切れや歯車の破損等が内部で起こっている可能性があり、その場合に無理にゼンマイを巻くと内部パーツのさらなる破損にもつながるので注意が必要です。どちらの場合も信頼できる修理店へ持って行き、プロの手で確認してもらうようにしましょう。

電池を交換しても動かない場合(トラブル原因は時計内部にあり!)

電池を交換したけれど、ゼンマイを巻いてみたけれど、まだ動かない。そんな時は時計の内部に原因がある可能性が高いです。上記でも少し触れましたが、この場合は修理店に持って行き、内部の状況を詳しく見てもらう必要があります。電池交換などで対応できない場合、まずは以下の3つを疑ってみましょう。

・油切れなどのオイルに起因するトラブル
・ゴミや汚れなどに起因するトラブル
・内部パーツの消耗に起因するトラブル

それでは、3つの原因を細かく見ていきます。

油切れなどのオイルが原因の場合

歯車などのパーツをスムーズに動かしたり、摩耗を防いだりするために、潤滑油(オイル)の働きが不可欠です。長く時計を使い続けることで、そのオイルが切れてしまいパーツがうまく噛み合わなくなったり、歯車から出る微量の金属片や金属粉と混じり合うことでオイルが固まりパーツが正常に動かなくなってしまったりすることがあります。また、電池切れなどで止まってしまった腕時計が長い時間放置された場合にもオイルが固まってしまうことがあります。これらのトラブルは、クォーツ式と機械式のどちらの時計にも当てはまるものです。

ゴミや汚れが原因の場合

腕時計を塵や埃の多い場所で使用することが多かったり、長年掃除していないタンスの奥底にしまっておいたりした場合などに、時計の内部にとても細かいゴミが入り込み、そのゴミが原因で時計が動かなくなってしまう場合があります。内部に侵入したゴミは、パーツに付着したり、間に詰まったりして、パーツの正常な動きを妨げます。特にオイルが塗られている箇所はゴミが絡みつきやすいと言われています。

パーツの消耗が原因の場合

ついさっきまで正常に動いていたのに急に腕時計が止まった時は、時計内部の劣化や破損が原因となっている可能性が特に高いと言えるでしょう。これは高級腕時計など長く愛用している時計に起こりがちなトラブルですが、長い間使い続けた時計は、徐々に内部のパーツが消耗・摩耗し、ある時に限界点に達して動きを止めてしまうことがあります。時計を落としてしまったなどの具体的な衝撃によってパーツが破損してしまう場合ももちろんありますが、衝撃を与えてしまった心当たりがあってもなくても、時計のパーツは絶えず消耗し続けているという点を頭に入れて、もし急に止まってしまった場合は内部の劣化を疑ってみてください。

時計内部の問題以外に考えられる理由

時計内部に問題がある場合を紹介しましたが、考えうる原因は内部の問題以外にもあります。これらは意外と見落とされやすいので、以下の原因があることもしっかり知っておきましょう。

磁気帯びが原因の場合

磁気帯びとは、時計が電波や磁気にさらされることで、時計自体に磁気がたまってしまった状態のこと。時計の種類を問わず針が回るアナログ式の腕時計は、磁気の影響を大変受けやすいと言われています。家電製品などのわずかな磁気であっても、1日あたり数秒のズレを招いたり、さらに一定数値以上の磁気に当たってしまうと正常に動かなくなったりすることがあるのです。テレビやスマートフォンが普及した現代は、磁気を発するものから完全に遠ざけるのも難しく、昔よりも磁気帯び状態になりやすいといえるでしょう。しかし、磁気帯びは時計自体が壊れたわけではなく、一時的に動かない状態になっているだけなので、適切な対応をすればきちんと元どおりになるので安心してください。時計が止まった時に、磁気帯びかどうかを確かめる方法としては、方位磁石を時計に近づけてチェックしてみてください。方位磁石は磁気に対してかなり敏感なため、磁石が時計に反応したら磁気帯びの状態になっている可能性が高いでしょう。

針のひっかかりが原因の場合

時計を落としてしまったり強い衝撃が加わった場合、針が外れたりズレたりしまう場合があります。時計を落とした後に時計が動かなくなっている場合、時計の文字盤をよくよく見て、針同士が重なってないか、他のパーツに当たっていないかを確認してみてください。

時計が止まった原因に合わせた対処法を知る

以上のように、時計が急に止まってしまった背景には様々な原因が考えられます。それぞれの原因に合わせて取るべき対応も変わってくるので、次に具体的な対応策を考えていきましょう。

電池交換を依頼する。

お持ちの時計がクオーツ式の腕時計の場合、まずは電池を交換してみましょう。繰り返しになりますが、くれぐれも自分で交換しようとは思わないように。止まった理由が内部劣化など他の原因だった場合に、下手に自分で手を加えて状況を悪化させないためにも、時計修理店に持って行って交換してもらいましょう。

オーバーホールを受ける

電池を交換したり、ゼンマイを巻いたりしても(無理な巻きすぎは注意)、時計が止まったままの場合は、時計内部に原因がある可能性が高いです。その場合は、一度オーバーホールを頼んでみましょう。オーバーホールとは腕時計のメンテナンスの一つで、腕時計を一つ一つのパーツに分解し、内部をくまなく検査・掃除し、必要であれば部品の交換も行います。長い期間使い続ける方も多いロレックスやオメガといった機械式の高級腕時計の場合は特に必要なメンテナンスと言え、このオーバーオールを3〜5年に一度の頻度で定期的に行うことで、時計の稼働寿命(正確に時を刻むことのできる期間)を伸ばすことができます。オーバーホールを受けることによって、上記で挙げたような時計内部の問題に起因するトラブルは全て解決することができます。ただし、電池交換以上により専門的な知識とスキルが必要なメンテナンスですので、その分、コストも高くなり要する期間も長くなります。依頼先の修理店は信頼出来る業者を選ぶようにしましょう。

オーバーホールの基本情報
頻度:3〜5年に1度が推奨されている
依頼先:各ブランドのカスタマーサービス、時計修理専門店
価格:4万円〜10万円以上(依頼先による)
メンテナンス期間:2週間〜2か月(依頼先による)
(オーバーホールをより詳しく知りたい方はこちらの記事も参照してください。)

磁気抜き

時計自体が磁気を帯びてしまい遅れたり動かなくなったりする磁気帯び状態を解消するためには、「磁気抜き」と呼ばれる対応が必要です。クォーツ時計に関して言えば、磁気の発生源から遠ざけて、磁気の影響さえなくせば正常に戻ります。しかし、機械式腕時計の場合はそう簡単にはいきません。一般的に機械式時計は内部の「ゼンマイ」が動いて時計の針を回していますが、その「ゼンマイ」の回転速度を調整して時計の制度を決めるのが「テンプ」と呼ばれるパーツです。さらにその「テンプ」を規則正しく動かせるためにテンプ内側にある「ひげゼンマイ」が正確に動いている必要があります。このように、機械式腕時計の内部では各パーツが複雑に絡み合っているため、一つのパーツが乱れると芋づる式に乱れが広がり、リカバリーが効かなくなってしまうのです。また各パーツは磁気の帯びやすい鉄製であるため、磁気帯びが起こりやすくなるのです。機械式時計が磁気帯び状態になってしまった場合は、速やかに時計修理店に依頼して磁気抜きを行ってもらいましょう。料金は1,000〜2,000円程度が相場です。最近ではインターネットで安価な磁気抜き器も販売されているようですが、やはり自分で行うよりも専門家にお願いする方が確実です。

針の取り付け

時計を落としてしまって文字盤の針がズレたりした場合は、速やかに時計修理店に持って行きましょう。電池交換と同様、自分でやろうとせずにプロに任せてください。

「腕時計が動かなくなったらプロに任せる!」が鉄則!

以上のように、時計が急に止まってしまう背景には、時計の種類や状態によって様々な原因が考えられます。時計の価値を落とさず長く使い続けるために、時計が止まる原因と適切な対処法を知っておくことが大切です。理想を言えば、時計が止まってしまう前にオーバーホールなどのメンテナンスを定期的に行うことができればベストですが、もし、急な事態に見舞われた時は、慌てずにこの記事に書かれてあるトラブルの原因を思い出してみてください。そして、時計交換なのか、オーバーホールなのかといった、想定される原因にあわせた適切な対処ができる時計修理店を選び依頼して、あとは安心して任せてしまいましょう。時計は精密機械です。自分で何とかしようとせずに、信頼出来るプロに任せてください。腕時計の急なトラブルに関するご相談も、「夢仕立」ではいつでもお待ちしております。


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