この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘
夢仕立のジュエリーの修理は、丁寧に点検し、時間をかけて行いますので比較的高額になります。
ご依頼して頂いた内容が「サイズ直し」や「チェーン切れ修理」でも、徹底的に点検をして、見つかった微細な亀裂や石動きなどは修復しながら加工を行います。 そのため夢仕立でお受けしたサイズ直しのお品物の「石が動いている」ということは、絶対にあり得ません。 実は程度にもよりますが、夢仕立ではこの微細な修復は全て無料にて行っております。 これは夢仕立でしか行っていない、独自のポリシーによるものです。
※価格は予告無く変更となる場合がございます。
平均費用:¥12,000~18,000円位
(※修理の価格はデザインや加工方法により千差万別です。詳しいお見積もりはご相談時にお尋ね下さいませ。)
夢仕立では特殊なものは除きますが、リングのサイズ直しを行う場合、リング下部を切断して、広げる場合は間に地金を挟んで広げ、縮める場合は縮め る円周分地金を取り除き加工をしていきます。 その際、リングの上部にも注目します。 リングのサイズを変えますから、円のカーブが変わります。 その事により弱い部分に力が加わり、亀裂が走る場合もあります。 そうならない様に夢仕立ではあらかじめ徹底的に点検を行います。 多くのリングはデザインや外部衝撃により弱くなっている部分があります。その部分は仕様により肉眼では見えないレベルの亀裂が走っている事が殆どです。 それを放置したままサイズ直しを行うと、加工中に亀裂が広がったり、納品後お客様がご仕様になっている間に切れてしまう可能性があります。 また同様にチェーン切れの場合も、1箇所が切れている場合、切断箇所だけではなく他にも微細な亀裂は入っています。 夢仕立では依頼して頂いた内容が「サイズ直し」や「チェーン切れ修理」でも、徹底的に点検をして、見つかった微細な亀裂や石動きなどは修復しなが ら加工を行います。 夢仕立では、店頭での短い時間で見つける事が不可能な小さな故障箇所を、 「見て見ぬ振りをして直さない」、「後から見つかったからといって、料金を上乗せしていく」 ということは行いません。 中には追加料金を頂かなくてはどうしようもない故障箇所が見つかる場合もありますが、その場合も加工に入る前に必ず現状を報告して、お客様のご指 示を仰ぎます。 夢仕立のポリシーは、『夢仕立の修理を一度通った品物は、現状で最高の仕上がりでお客様のお手元に戻す』ということです。 修理や点検作業は簡単なようで、熟練の技と経験にかなり差が出ます。 壊れたりサイズが合わなくなって長い間使用できなくなったジュエリー。しかし修理に持ち込まれるジュエリーは思い出深いものが多く、だからこそ使 えなくなってもお客様は大切に修理に出しに来店なされる。夢仕立ではそのように考えています。 大切なお品物には私達も100%の技術と経験をつぎ込み、お応え致します。 そのためには、点検は抜かりなく行わなくてはなりませんので、人と時間がかかります。 安く、早く仕上げる事もできますが、中途半端な仕事はしたくありません。 夢仕立でも当初は、「サイズ直し2千円、チェーン切れのロー付け千円」位の価格で行っておりました。 しかし100%と言っても過言ではない確率で、他に修理が必要な箇所が見つかるのです。 これを放置する事はポリシーに反します。しかし後から高額な料金をお伝えする事も気が引けます。 そこで夢仕立では「100%のパフォーマンスを発揮する為に、点検と簡単な修復作業はお代を追加せずにおこなう」という事を決め、あらかじめ点検 作業の料金と時間を頂く事にしました。 インターネットに出ている様な、他社に比べると高額かもしれません。 しかし他社では不可能といわれた修理なども行い、また表には出てこない故障を未然に防ぐことに成功し、ご利用頂いたお客様には多数のお喜びのお言 葉を頂戴しております。 おそらく「修理は安く」という他社の方針とは、真逆であると思います。 しかし多くのお客様のお喜びの声をたよりに、またそんなお客様方のご支持を頂いているからこそ、今日まで夢仕立は最高の技術を提供してくる事がで きました。 ご理解を頂ければ幸甚です。 夢仕立ではひとつひとつ、手間を惜しまず丁寧かつ迅速に加工を行っております。 それが、お客様へ最高のパフォーマンスを提供する、ということだと思うからです。 店頭にお品物をお持ちいただくか、またはご郵送頂ければ、まずはお見積もりと加工のご説明を致します。ご遠方の方は、色々な角度からの画像をお送 り頂ければ、大まかなこともお話させていただくことができますので、お気軽にご相談下さいませ。
失敗の許されない非常に難しいの案件ですが、弊社では今までにその様なご相談を数多く承って参りました。1978年創業以来、年間約10000件以上ものジュエリーの修理、リフォーム、オーダーメイドの加工実績があり、日本の宝飾品工房で唯一の「英国宝石学協会特別公認企業」です。ジュエリーのお悩み、ご相談は実績豊富な弊社にお任せください。
修理のご依頼で最も多いご相談が「リングのサイズ直し」です。 プラチナ製や金製の石が付いていないリングの場合、通常のサイズ直しの工程で作業を行うことが出来ます。 しかし、石が付いているものや表面に彫金が施されていたり模様の入っているリングは、サイズ直しを行うと同時に、そのデザインを復元させる必要があります。 この工程は職人の中でもかなりの熟練者でなければ行うことが出来ません。 「夢仕立」に在籍している職人は熟練者ばかりですので、この様な困難な加工でもお引き受けすることが出来ます。 価格:¥7,875~(指輪のサイズ直し)
「夢仕立」ではこれまでにティファニー、カルティエ、ブルガリ、ハリーウインストンなどの数々のブランド品の修理も取り扱ってまいりました。修理が難しく他のお店で断られてしまった物でも是非、一度ご相談下さい。
「ネックレスのチェーンは、簡単に切れてしまうもの」ネックレスのチェーンが切れたり、引き輪やプレートとチェーンをつなぐ部分の丸カン壊れてしまった場合はロー付け修理を行います。何かに引っ掛けてしまった時、洋服を脱ぐ時、小さなお子さんが引っ張ってちぎってしまったなどなど。ネックレスの修理で一番多いお問い合わせはチェーン切れ修理です。 価格:¥6,825~(チェーン切れ修理)
材料費は地金や宝石などの相場と量により決定します、しかし実は材料費はこれだけではありません。手作りで作る場合、地金は製作する分の約2倍の量を必要とします。 外形を作り、整え、仕上げるうちに1/2の地金は粉になっていきます。この粉となった地金の内ほとんどは、次の製品の材料として使用する事ができませんので、もう一度溶かし直して精製しなければ、強い地金として「新品」に使用する事ができないのです。 もしこの粉をそのまま溶かして使用すれば、著しく耐久性の乏しい、粗悪な品物になってしまいます。さらに生成する過程で目減りしてしまいますので、次の製品に有効に使用できる地金は、粉になった地金のうち1/3くらいです。つまり最初に製作の為に用意した地金のうち、1/6位の地金しか次の製品に使用する事ができません。 そのため実際にはでき上がった材料の倍くらいの量の地金が必要となります。また精製料金なども材料費に含まれますので、地金相場×2以上の材料費が必要となります。
工賃はジュエリーのデザインにより決まります。簡単で小さな品物程安く、複雑で大きなもの程料金が高額となります。 主に工賃は、職人が製作に携わる時間と技量により決まります。難易度の高い加工デザインは熟練の職人長でなければ製作する事が出来ません。また大きい品物や複雑なものは製作に時間がかかります。 熟練の職人が1ヶ月くらいかけて作る品物は、工賃だけで100万円を超える事もあります。 弊社には有名ブランドの作品も数々手がけてきた熟練の職人がそろっておりますので、その仕上がりは一級品ばかりです。 そのためお客様には、製品の仕上がりに大変お喜び頂く事ばかりです。 ご相談内容によりご対応をさせて頂きますので、ぜひお気軽にご相談下さい。
即日価格:¥1,000~(チェーン切れ修理) お預かり価格:¥6,825~(チェーン切れ修理)
ネックレスのチェーンが切れたり、引き輪やプレートとチェーンをつなぐ部分の丸カン壊れてしまった場合はロー付け修理を行います。何かに引っ掛けてしまった時、洋服を脱ぐ時、小さなお子さんが引っ張ってちぎってしまったなどなど。ネックレスの修理で一番多いお問い合わせはチェーン切れ修理です。 価格:¥6,825~(チェーン切れ修理)
ボールチェーンを修理する場合、火とロー材を使いますので、どうしてもその部分が固くなりがちです。しかし、状態によってはほとんどロー付け部分がわからない程度に仕上げることもできます。また、ボールチェーンは共付けで修理すると綺麗に仕上がることが多いので、比較的熱伝導率の低い素材の場合は共付けにて修理を行います。 修理の料金:¥5,200位〜(税別) 加工納期:約3週間
チェーンの途中が切れて、四葉のクローバの部分がひとつ外れてしまいました。 幸いクローバの部分は無事でしたので、チェーンをロー付けし、丸管でクローバを取り付けました。 修理の料金:¥9,500〜 加工納期:約1ヵ月
スネークチェーンは、ボールチェーンと同様にトラブルの多いチェーンの一つです。 このチェーンの場合は滑らかな肌触りと動きが特徴なのですが、反面キンク(曲げ跡の癖がつく)しやすいため、過度な外力に対する抵抗が弱い構造になっています。 このようなチェーンは単独でのご使用には向いておりますが、ペンダントのような物を吊り下げるのには不向きです。 ロー付け跡が固着するため完全な修理は不可能です。十分にご説明させていただきご了解の上加工いたしましたが、良く見るとお分かりのように、やはり跡が多少残りましたが、ロー材を完全に除去すると耐久性が落ちてしまうため、少しあとを残した状態で仕上げました。 修理の料金:¥8,900〜 加工納期:約3週間
ベネチアチェーンはロー付けで硬くなってしまうこともありますので、慎重な作業が必要です。 ボールチェーンと同様、共付けの方が綺麗に仕上がる時は、共付けにて修理を行います。共付けの場合は主にレーザーか特殊溶接を行います。 修理の料金:¥8,900〜 加工納期:約1ヵ月
このペンダントのサイドに直接チェーンがロー付けされているタイプのペンダントは「プチタイプ」といい、昔からあるセッティング方法ですが最近とても人気があります。 しかし、このようにペンダントのサイドの部分が切れてしまうこともよくあるタイプでもあります。このような切れ方をした場合は、チェーンの他の部分にも小さく見えない亀裂などが入っていることが多く、複数回切れてしまうこともあります。 夢仕立では分かる範囲で他の箇所の検査も行うようにしておりますので、ルーペで発見できるレベルの亀裂が入っている場合はその報告もさせていただいております。 修理方法はいくつかございますが、今回は通常のロー付けにて修理を行いました。修理の際には軽く磨きますので、出来上がりは新品のようになり、お客様もお喜びになられていらっしゃいました。 修理の料金:¥5,200〜 加工納期:約3週間
都内の他の業者さんに一度直して大きくしてもらったそうですが、「内側の文字を消したくない」というご希望を仰られたところ、地金を足すサイズ直し(通常行う加工です)の方法にて行われたそうです。しかしプラチナ部分をコーティングしているだけで、足した部分は全てK18で直していたため、1ヵ月ほどでくっきりと地金を足した部分が金色のラインになってしまいました。 当初サイズ直しを行なった都内の業者さんに相談したそうですが、「元に戻しても内側の文字を消さなければ同じ見た目でのサイズ直しはできない」と言われたそうで... 修理代金:約32,400円〜 加工納期:約4週間
このタイプのリングはサイズ直しをする際にリングが2つに分かれてしまいますので、その接合部分をぴったりと合わせることが難しく、仕上がりも綺麗にいきません。このような単純なロウ付け(溶接)作業にこそ、職人の技術とセンスの差が現れます。 夢仕立の職人はかなり几帳面で細かい性格の人ばかりです。そのため、このような繊細な作業はかなり得意とするところで、仕上がり具合もどこを修理したのかルーペで見てもわからないレベルの仕上げを行うことができました。ブランドショップで修理を断られたことから、お客様も半ば諦めていたそうですが、綺麗に修理が終わったリングを見て大変御喜びになられていらっしゃったのを見て、私たちも嬉しくなりました。 修理代金:¥18,000位〜 加工納期:約4週間
カルティエでは3サイズ以上のサイズ直しはは受け付けてくれいそうなので、お困りになられていたと仰っていました。 ブランド元で修理を受けてもらえなかったり、受けてもらえても修理期間が長くて使用に差し支える等の理由で数多くの品物が弊社に持ちこまれます。 加工や修理が不可能な場合もありますが、可能な限りお受けするようにしております。 今回は5サイズの調整ですので、かなり難しいご依頼でした。 工賃は少々高額となりましたが綺麗に仕上がりました。表面の小キズもかなり取れていると思います。 修理代金:約29,000円〜 加工納期:約4週間
結婚指輪として購入なさる方も多いこのLOVEリングですが、全周に均一にマイナスドライバーのマークである「ビスマーク」が付いています。このビスマークには「ビスのように、あなたの愛をしっかりこのリングに留めておいてください」という意味があります。 しかしこのビスマークがラブリングに均一に付いていることにより、サイズ直しを行うことは極めて難しくなります。また、カルティエの内側の刻印は、ロゴマークなどは深い超勤になっているのですが、一部の超勤が比較的薄く、注意して仕上げを行わないと消えてしまいます。さらに内側の刻印は、内側全周に渡って入っていることが多く、切断ポイントがあまり多くありません。 ラブリングのサイズ直しが難しい理由 「表面のビスマークのバランス」、「内側の刻印の薄さ」、「内側の刻印を避けてサイズ直しを行う」この3点があるため、ラブリングのサイズ直しが極めて難しいのです。 修理代金:¥21,000位〜 加工納期:約4週間
お客様によると落として無くなってしまったトラフィック・バイ・ハリー・ウィンストン・アクセントバンドリングが、1週間後に家の前に落ちていたそうです。見つかったこと自体はとても喜ばしいことなのですが、1週間の間にリングは車に轢かれてぐしゃぐしゃになってしまいました。また、バケットダイヤモンドは取れて無くなってしまっていました。 丁寧に少しずつ修復を行うことにより、まずは原形を整え、さらにバケット部分の仕上げを行い、サイドバケットのダイヤモンドが留められるように修復を行いました。バケットのダイヤモンドの石合わせも行ったのですが、加工料金も比較的高額となってしまいましたので、今回はバケットダイヤモンドは入れず、地金で埋めることにしました。違和感なく隣の彫金と合わせて仕上げています。 修理代金:¥38,000位〜 加工納期:約4週間
1780年にパリのヴァンドーム広場のアトリエから始まった【CHAUMET】ショーメは、ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌの御用達ジュエラーとなりました。日本でも婚約指輪や結婚指輪として親しまれていますが、王室御用達のハイブランドなので、修理やサイズ直しがとても難しいデザインの指輪もたくさんあります。 思い入れのあるエンゲージリングですが、サイズが合わなくなり、しばらく使えない状態だったそうです。3.5サイズダウンのご希望でしたが、ショーメではサイズ直しを断られてしまったそうです。そこで夢仕立を見つけて、ご来店いただきました。 修理代金:¥38,000位〜 加工納期:約4週間
この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘