オパールとは?その魅力と特徴【10月の誕生石】

オパールとは?その魅力と特徴【10月の誕生石】

オパールは、見る角度によって虹色に輝く「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」が特徴的な宝石です。特にその幻想的な光の変化は世界中の宝石愛好家を魅了しており、古代ローマでは「すべての宝石の美を兼ね備える石」として珍重されてきました。また、10月の誕生石としても知られており、「希望」「純粋」「創造性」といった石言葉が付けられています。 オパールは、オーストラリアをはじめとした主要産地では国を代表する宝石としても扱われています。そんなオパールの魅力と特徴を鑑定士資格を持つ日本宝石協会の理事がわかりやすく解説。

資格会員ディプロマ FGA 依田 宇弘

この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘

オパールの特徴

オパールは、二酸化ケイ素と水分からなる非晶質(アモルファス)鉱物です。その最大の特徴は、見る角度によって七色に輝く「遊色効果(オパーレッセンス)」にあります。この効果は、オパール内部に整然と並んだシリカ球の構造によって光が干渉することで発生します。

オパールは硬度が5.5〜6.5と比較的柔らかく、割れやすい性質があります。そのため、日常的に使用するアクセサリーでは丁寧な取り扱いが求められます。

オパールの種類

主な産地

産地特徴
オーストラリア世界のオパールの約95%を産出。ブラック、ホワイト、ボルダーなど多彩な種類が揃う
エチオピアエチオピアオパールは水分が失われるとオパーレッセンスも見られなくなるので(全てのオパールに言えることだが、エチオピア産は顕著)、注意が必要です。宝飾品として向いているとは言い難いオパールです。
メキシコ主にファイアオパールを産出。強いオレンジ〜赤色が魅力
ブラジル色味の豊富なプレシャスオパールが産出される
アメリカ(ネバダ州)鉱山見学も人気。ホワイトオパールやカラフルな遊色が見られる

オパールの選び方

  1. 遊色の美しさ:遊色が多方向に現れるほど価値が高くなります。特に赤系統の色が入っていると高評価です。
  2. 地色とのコントラスト:地色が濃いと遊色がより映えるため、ブラックオパールは価値が高くなりやすい傾向にあります。
  3. 透明感と厚み:ファイアオパールや一部のプレシャスオパールでは、透明感も重要な評価基準です。
  4. カットと研磨:オパールはカボションカットが一般的ですが、ファイアオパールなどはファセットカットも見られます。

オパールジュエリーの魅力

オパールはその神秘的な光とやさしい色合いから、リング・ネックレス・ピアスなどさまざまなジュエリーに用いられています。以下に主な活用シーンを紹介します。

オパールの取り扱いと注意点

オパールの歴史とスピリチュアルな意味

オパールは古代から神秘的な石として崇められてきました。ローマ時代には「希望と純潔の象徴」とされ、アラブ諸国では「天から落ちた稲妻が石になった」と信じられていました。

中世ヨーロッパでは、オパールはすべての宝石の色を内包することから「すべての力を持つ石」とされ、魔法使いや占い師の間で特別な存在とされました。

現代においても、オパールには以下のようなスピリチュアルな意味や効果があると信じられています。

専門家のコメント

これらはパワーストーン的に言われていることであって、実際の宝石にそのような力が効果があるかどうかは立証されていません。宝石学士としては、無い、と言う見解です。ただし、プラシーボ効果はあるかもしれませんので、その1つ1つ異なる個性を持って生まれてきた天然の宝石に対する気持ちは、とても素晴らしく大切だと思います。

よくある質問(FAQ)

まとめ

オパールは、その幻想的な遊色効果と豊富なバリエーションで多くの人々を魅了してきた宝石です。ホワイト・ブラック・ファイア・ボルダーといった種類により印象も異なり、個性的なジュエリーを求める方にも最適です。

選び方や取り扱いにはいくつかの注意点があるものの、正しい知識を持って扱えば、長く美しさを楽しむことができます。10月の誕生石としても、特別な贈り物や自分へのご褒美としてぴったりな存在です。

本記事を参考に、あなただけのオパールジュエリーとの出会いを楽しんでください。

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