この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘
天然石アクセサリーは、その美しさを保つために適切なお手入れと保管が必要です。石の種類によって異なる特性を理解し、正しいケア方法を実践することで、長年にわたって輝きを維持することができます。この記事では、天然石別のお手入れ方法から日常のメンテナンス、専門的な保管術まで、鑑定士資格を持つ日本宝石協会の理事が詳しくご紹介いたします。
この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘
天然石は自然が長い時間をかけて作り出した貴重な鉱物です。しかし、日常的に身に着けることで汗や皮脂、化粧品などの汚れが付着し、また空気中の湿気や紫外線の影響を受けて劣化する可能性があります。適切なお手入れを行うことで、以下のようなメリットがあります。
天然石のお手入れ方法を理解するために、まずモース硬度による分類を知っておくことが大切です。硬度によってお手入れの方法や注意点が異なります。
A1. 着用後は毎回軽い清拭を、週1回程度は少し丁寧なお手入れをおすすめします。月1回は全体的なチェックとメンテナンスを行い、年1-2回は専門店でのクリーニングが理想的です。
A2. 石の種類によって使用可能なクリーナーが異なります。必ず石の特性を確認し、専用クリーナーまたは石に適したクリーナーを選択してください。不安な場合は専門店にご相談いただくことをおすすめします。
A3. 石の種類によって異なります。ダイヤモンド、ルビー、サファイアなどの硬い石は水洗い可能ですが、ターコイズ、オパールなどは水分を嫌います。各石の特性を理解して適切な方法を選択してください。
A4. 完全に清拭した後、個別に柔らかい布で包み、適切な湿度の場所で保管してください。時々取り出して状態をチェックし、必要に応じて清拭を行うことをおすすめします。
A5. 石の種類によっては、紫外線や熱により退色する場合があります。一度退色した石を完全に元に戻すことは困難ですが、専門店で研磨やトリートメントにより改善できる場合もあります。まずは専門家にご相談ください。
天然石アクセサリーの美しさを長期間保つためには、石の特性を理解した適切なお手入れと保管が不可欠です。毎日の簡単なケアから定期的な専門メンテナンスまで、段階的なお手入れを行うことで、天然石本来の輝きを維持できます。
特に重要なのは、石の硬度や特性に応じたお手入れ方法を選択することです。一律の方法ではなく、それぞれの石に適したケアを行うことで、トラブルを防ぎ、長期間安心してご使用いただけます。
不明な点や心配な症状が現れた場合は、無理に自己判断せず、必ず専門店にご相談ください。適切なケアにより、あなたの大切な天然石アクセサリーが末永く美しく輝き続けることを願っています。