ジュエリーを美しく保つための保管方法

ジュエリーをいつまでも美しく保つための保管方法とは?

「大切なものだから傷つけたくない、汚したくない」と、ジュエリーを引き出しに眠らせていませんか?

特別な気持ちが込められていたり、思い出がたくさんつまっていたりするジュエリー。そこに込められた温もりさながら、見た目も美しい状態で保ち続けたいものです。 せっかくの大切なジュエリーだからこそ、きれいに身に付けたあとは、きちんと適切な保管をすることがジュエリーとの上手な付き合い方です。今回は、大切なジュエリーをいつまでも美しい状態で保つための保管方法をご紹介します。

気をつけたい4つのポイント

1 直射日光の当たらない場所で保管

宝石によっては熱や紫外線によって変色し、品質が劣化してしまうものがあります。直射日光の当たる窓際などでの保管は控え、ジュエリーボックスにしまって通気性がよく気温の変わらない場所で保管をするようにしましょう。


2 乾燥剤や防虫剤と一緒に保管をしない

間違った保管方法として多くあげられるのが、乾燥剤と一緒に保管をすること。「カビが生えないように……」などといった理由からこのように保管をしてしまう方が多くいらっしゃいます。しかし、ジュエリーには適度に湿気が必要です。乾燥剤を入れることでよけいに宝石を劣化させてしまう可能性があるので、保管する際には乾燥剤の使用は控えましょう。


3 こまめな洗浄を徹底

ダイヤモンドなど、宝石によっては油分を吸着しやすい特性を持つものがあります。油分は、皮脂をはじめ、お化粧品・香水などにも含まれているので、思ってもみないところで油分によるダメージを与えてしまうことも。

付着してしまった油分はこまめに洗い流してあげることが大切です。洗い方は、ぬるま湯でやさしく洗い流してあげるだけ。洗剤カスが残ってしまうと劣化の原因になるので、洗剤は使用しません。また、歯ブラシなどでゴシゴシと磨くという方もいらっしゃるかもしれませんが、傷の原因になるのでこれもNGです。細かい箇所はつまようじなどを使って、少しずつ優しく洗ってあげましょう。


4 狭い場所にごちゃごちゃと保管しない

宝石はそれぞれ硬度が違うので、ひとつのジュエリーボックスにたくさん詰め込んでしまうと宝石同士がぶつかり擦れて、傷をつけ合ってしまいます。ジュエリーボックスにしまう際はゆとりを持たせて、重なったりぶつかったりしないように丁寧に保管しましょう。

また、「ネックレスを外してそのまま放置していたら、チェーンが絡まって解けなくなってしまった……」なんて経験、きっと一度はありますよね。実はこれも上手に保管できていない証拠です。ネックレスが絡まる原因は金具部分が動いてあそんでしまうこと。チャック付きの小さな小袋に入れ、金具(留め具)部分だけを袋から出してチェックを閉じて保管しましょう。これでチェーンが絡まるのを防ぐことができます。

身に付けた後は必ず拭き取る習慣を

夏場にほんの少しの時間でもジュエリーを身に着けた場合は、必ず手入れを行う習慣をつけましょう。 ジュエリーの表面には汗や皮脂、ファンデーション、ほこりなどが付着しています。 とくに直接素肌に身に着ける機会の多いネックレスや指輪などは、思っている以上に汚れているもの。 そこで、帰宅したらジュエリーを取り外して汚れを拭き取ることを習慣づけましょう。とくに、ダイヤモンドは親油性が高く、付着した汗や油汚れをそのままにしておくとほこりやゴミが固まってしまい、ダイヤモンドの美しい輝きを失ってしまいかねません。 ジュエリーの宝石部分の表面に汗や皮脂が付着したまま収納してしまうと、くすみの原因になります。また、金属部分は汗に含まれる塩分で錆びてしまうため、きちんと拭き取る必要があります。ジュエリークリーニング用の柔らかい布や、シカやヤギの皮をなめして作られたセーム革などの柔らかい素材を使って、宝石部分の表面を丁寧に拭き取りましょう。

汚れを丁寧に洗い落とす

布で拭き取れない表面の汚れは、軽く水で洗い流すようにしてください。 次に、洗面器などに入れたぬるま湯に、少量の台所用の中性洗剤を入れて程よく薄めます。 そこにジュエリーをしばらく浸けておくことで、表面の汚れが浮きあがってきます。中性洗剤の溶液に浸けても汚れが付着しているときは、使わなくなったメイク用の筆など、柔らかい素材で表面を優しくブラッシングしましょう。最後に水で中性洗剤を洗い流し、柔らかい布などで水分を拭き取ります。 中性洗剤を用いたぬるま湯洗いに向いているジュエリーは硬度が高いものが揃っています。 ただし、ただし、中性洗剤を用いて洗浄することが厳禁のジュエリーもあります。とくに有機物でできたものや、オイル処理が施されたものは割れる危険性があるため、使用を避けてください。エメラルドやターコイズなどは水洗いが可能ですが、マカライトや珊瑚など水に弱いものはきれいな布で拭き取るようにしましょう。

ジュエリーの種類 中性洗剤で洗える 水洗いのみOK 布による拭き取り
ダイヤモンド
ルビー
サファイア
ゴールド
プラチナ
エメラルド ◯(無処理のもののみ) ○(無処理のもののみ)
ターコイズ × ×
ムーンストーン
マラカイト × ×
オパール ×
パール × ◯(ネックレスは糸切れ等の不具合が起こる可能性あり)
珊瑚 ×
象牙 ×

汚れを付けないためには

身に着けた後の手入れを怠らないことが、ジュエリーを末永く輝かせるための条件です。 もちろん、なるべく汚さないように心がけることも大切。 出かける際は、メイクを終えてからジュエリーを身に着けるようにしましょう。 メイク中に気づかない汚れが付着するのを防ぐことができます。また、温泉やプールに入る際には必ずジュエリーを取り外すことも重要です。 薬剤や硫黄成分が含まれる温泉は石や金属部分が変色する恐れがあります。

ジュエリーの保管場所にも気を配る

ジュエリーをきれいに掃除したら、保存する場所にも気を配りましょう。 ジュエリーは紫外線に弱いため、光の当たらないジュエリーボックスの中に収納することをおすすめします。 ジュエリーボックスは仕切りのあるものを選び、硬さが異なる宝石同士でぶつかり合い、傷が付かないように気をつけましょう。 とくに高度が高いダイヤモンドやルビー、サファイアを他のジュエリーと一緒に保管するのは避けたいところです。

傷や破損は修理が必要

普段から気をつけてジュエリーを使っていても、いつかは汚れが取れなくなったり傷ついたりしてしまうものです。その際はジュエリーを修理することで元の輝きを取り戻しましょう。 大切な贈り物や代々受け継いで来られた大切なジュエリーは、ジュエリー工房夢仕立にて元の輝きに近い状態に仕上げるとができます。 また、ジュエリーリフォームによって指輪からペンダントにするなど、違った形に生まれ変わらせることも可能です。 日頃のお手入れに加え、細かい傷などが気になる方は、ぜひ当店にご相談ください。有名ブランドで修業した職人によって、美しくお直しします。

資格会員ディプロマ FGA 依田 光弘

この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
夢仕立工房 代表取締役社長
依田 光弘

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