この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘
ルビーは深紅の輝きを持つ7月の誕生石で、婚約指輪や形見として受け継がれることの多い宝石です。その一方で、「デザインが古くなった」「使う機会がなくなった」「合成石か天然石かわからないまま眠っている」という理由で、大切にしまったまま使われていないジュエリーも少なくありません。
このページでは、ルビーのジュエリーをリフォーム・リメイクする際のデザインアイデアや注意点について、英国宝石学協会(FGA)公認の宝石鑑定士が解説します。
この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘
ジュエリーリフォームとは、石はそのまま活かしながら、デザインや形を現在のライフスタイルに合わせて作り替えることです。ルビーのリフォームでは、石の色と輝きはそのままに、今の自分に似合うデザインへと生まれ変わらせることができます。
ルビーはダイヤモンドに次ぐ硬度9を持つ宝石で、傷がつきにくく日常使いに向いています。「特別な日にしか着けられない」というイメージのあるジュエリーでも、デザインを変えることで毎日身につけられるアイテムに生まれ変わります。また、形見や贈り物として受け継いだジュエリーであれば、石に込められた想いをそのまま残しながら、新しい形で日常に取り入れることができます。「眠らせておくにはもったいない」と感じているなら、リフォームはその石を再び輝かせる最善の方法のひとつです。
ルビーのリフォームをご相談いただく背景には、さまざまなライフイベントや日常の気づきがあります。「そういえば、うちにも眠っているジュエリーがある」と思い当たる方は、ぜひ参考にしてみてください。
母や祖母から譲り受けた指輪は、石の質が高いものが多い一方で、デザインが時代と合わなかったり、サイズが異なったりして使いにくいケースがあります。石をそのまま活かして現代的なデザインに作り替えることで、家族から受け継いだ想いを日常の中で身につけることができます。
故人のジュエリーを形見として受け取ったものの、デザインや使い勝手の面で着けられずにいる方も多くいらっしゃいます。リフォームすることで、大切な人の記憶を身近に感じながら日常使いできる形に変えることができます。
ルビー・ダイヤモンド・サファイアなどが横一列に並んだ「一文字リング」は、かつて人気を集めたデザインです。石は美しいままでも、今の服装や生活には使いにくいと感じる方が多いデザインでもあります。四角い石が使われていることも多く、既成の枠にはめるだけの一般的なリフォーム店では対応が難しいケースもありますが、夢仕立ではすべてのジュエリーデザインをオリジナルリフォームで製作しているため、石の形にとらわれず今の暮らしになじむデザインへの作り替えが可能です。
「母から譲り受けたけれど、天然のルビーなのか合成石なのか分からない」という理由で、リフォームに踏み出せずにいる方も少なくありません。価値がはっきりしないまま加工してしまうことへの不安から、そのまま引き出しにしまわれているケースもよく見られます。夢仕立では英国宝石学協会(FGA)公認の鑑定士が店頭で簡易鑑別を行っているため、天然石か合成石かを確認したうえでリフォームを進めることができます。まずは鑑別だけの相談も可能です。
「特別な日にしか着けられない」というジュエリーも、普段使いしやすいシンプルなデザインに作り替えることで、日常の中でルビーの美しさを楽しめるようになります。
夢仕立では、さまざまな宝石を使ったリフォーム・リメイクの実例をInstagramでもご紹介しています。デザインのイメージ作りにぜひご覧ください。
ルビーの深紅は、シンプルなデザインほど石の色が際立ちます。ここでは、ルビーのリフォームで検討されやすいデザインの方向性をご紹介します。
指輪として使いにくくなった場合、石をペンダントトップに作り替える方法があります。ネックレスは指輪に比べてサイズの制約がなく、日常的に身につけやすいアイテムです。ルビーの赤はデコルテに映えやすく、シンプルな一粒ペンダントにすることで普段使いしやすい形になります。
かつて主流だった立て爪や大ぶりなデザインは、現代のファッションとなじみにくい場合があります。石はそのままに、すっきりとした伏せ込みや細身のデザインへ変更することで、今の服装に合わせやすくなります。留め方ひとつでも印象は変わり、爪留めならエレガントに、フクリン留めなら柔らかく可愛らしい雰囲気に仕上がります。
ルビーはダイヤモンドに次ぐ硬度9を持つ宝石です。ムーンストーンやオパールなど硬度の低い宝石は、日常使いすると傷がつきやすくお手入れにも気を遣いますが、ルビーは家事や仕事をしながらでも身につけやすいのが大きな特徴です。この耐久性を活かし、爪の高さを抑えて引っかかりにくくしたデザインや、指輪だけでなくブレスレット・バングルなど日常的に手が触れやすいアイテムへのリフォームも検討しやすくなります。「華やかすぎて冠婚葬祭でしか着けていない」「デザインが古く普段使いしづらい」と感じているルビーのジュエリーも、ライフスタイルに合わせてデザインを見直すことで、毎日の装いに自然と溶け込む一品へと生まれ変わります。
複数の指輪やジュエリーに分散していたルビーをひとつにまとめ、新しいデザインとして作り替えることも可能です。それぞれに思い入れのある石を組み合わせることで、より個性的な一点ものに仕上げることができます。
ルビーは硬度が高く耐久性に優れた宝石ですが、リフォームの際にはいくつか知っておきたいポイントがあります。石の価値を正しく見極められる工房に依頼することが、仕上がりの満足度を左右します。
ルビーは古くから人気が高い一方で、合成石も数多く流通してきた宝石です。見た目だけでは天然か合成かの判断がつかないことも多く、英国王室の王冠を飾る「黒太子のルビー」も、長年ルビーと信じられてきましたが、後の鑑別技術によって実はレッドスピネルであったことが判明しています。歴史的に由緒正しいとされてきた宝石でさえ見た目だけでは判別できないことがあるように、手元のジュエリーも鑑別を経て初めて正確な価値がわかります。
リフォーム前には必ず石の状態を確認する必要があります。ルビーは硬度9と高い耐久性を持ちますが、長年の使用でキズや欠けが生じている場合や、加熱・含浸などの処理が施されている場合もあります。既存のジュエリーから石を外す際にも負担がかかるため、石の状態や処理の有無によって加工方法を調整する必要があります。
購入時期が古いジュエリーの場合、鑑別書が手元にないケースも少なくありません。鑑別書がなくてもリフォーム自体は可能ですが、価値を正しく把握したうえで今後のデザインや扱い方を判断したい場合は、リフォーム前に鑑別を受けておくことをおすすめします。夢仕立では店頭での簡易鑑別を行っており、天然石か合成石かの確認をしたうえでリフォームを進めることができます。まずは鑑別だけの相談も可能です。
長年使用したジュエリーは、爪や土台の金属部分が摩耗・劣化していることがあります。石を外す際に爪が折れるケースもあるため、リフォーム前に全体の状態を確認することが大切です。夢仕立では、お預かりの際に宝石鑑定士が石と金属の状態を丁寧に確認した上で加工を進めています。
ルビーのリフォームは、石の特性と価値を理解した工房に相談することが大切です。夢仕立では、英国宝石学協会(FGA)公認の宝石鑑定士が在籍しており、天然石か合成石かの確認からデザインのご提案まで一貫して対応しています。リフォームの料金は、デザインや地金の量、石のサイズによって変わりますが、元のリングやペンダントの枠を活かすリフォームであれば数万円台からが目安です。フルオーダーでデザインを一から起こす場合は、内容によって金額が大きく変わるため、まずはお気軽にお見積りをご相談ください。「どんなデザインにすればいいかわからない」という段階からでも、「これって本物のルビーなの?」という疑問だけでも大丈夫です。