18金と14金の違いを徹底比較|K18とK14どっちを選ぶべき?

18金と14金の違いを徹底比較|K18とK14どっちを選ぶべき?

18金(K18)と14金(K14)の違いを徹底解説。金の含有率、色の違い、硬度、価格、金属アレルギーなどを鑑定士の資格を持つ、日本宝石協会の理事が解説します。

資格会員ディプロマ FGA 依田 宇弘

この記事の監修者
英国宝石学協会 資格会員ディプロマ FGA
日本宝石協会理事
夢仕立工房 ジュエリーデザイナー
依田 宇弘

K18とK14どっちを選ぶべき?

「18金と14金、どちらを選べばいいの?」「K18とK14の違いって何?」――ジュエリーを購入する際、こんな疑問を持ったことはありませんか?

18金(K18)と14金(K14)は、どちらもジュエリーに使われる一般的な金ですが、金の含有率が異なり、それによって色、硬度、価格、そして使い勝手が大きく変わります。この記事では、18金と14金の違いを徹底的に比較し、あなたに最適な選択ができるよう詳しく解説します。

18金(K18)と14金(K14)の基本

金の純度とは

24分率という基準:

金の純度は、24を最大とする「24分率」という基準で表されます。この基準では、純金を24金(K24)とし、それ以外の金は24分のいくつという形で表現されます。

「K」の意味:

18金(K18)とは

金の含有率:75%

刻印:

14金(K14)とは

金の含有率:約58.5%

刻印:

18金と14金の詳しい比較

項目 18金(K18) 14金(K14)
金の含有率 75% 約58.5%
色の濃さ 濃い黄金色 やや薄い黄金色
硬度 やや柔らかい 硬い
重さ 重い 軽い
価格 高い 安い
変色しやすさ 変色しにくい やや変色しやすい
金属アレルギー 起こりにくい やや起こりやすい
日本での人気 非常に高い 中程度
海外での人気 高い 非常に高い(特にアメリカ)

色の違い

イエローゴールドの場合

18金イエローゴールド(K18YG):

14金イエローゴールド(K14YG):

色の違いが生まれる理由:
金の含有率が高いほど、金本来の濃い黄金色が強く現れます。14金は割金(銀や銅など)の比率が高いため、色が薄くなります。

ピンクゴールドの場合

18金ピンクゴールド(K18PG):

14金ピンクゴールド(K14PG):

ホワイトゴールドの場合

18金ホワイトゴールド(K18WG):

14金ホワイトゴールド(K14WG):

硬度の違い

18金(K18)の硬度

特徴:

向いている用途:

14金(K14)の硬度

特徴:

向いている用途:

実際の使用感の違い

18金:

14金:

価格の違い

なぜ価格が違うのか

金の含有率の差:

金の含有率が高いほど、価格も高くなります。同じデザイン、同じ重さのジュエリーなら、18金の方が約1.3倍高価です。

価格差の目安

例:シンプルなリング(3g)の場合

例:チェーンネックレス(5g)の場合

注意:
上記は目安です。デザインの複雑さ、ブランド、宝石の有無などによって価格は大きく変わります。また、金相場の変動によっても価格は変わります。

買取価格(リセールバリュー)の違い

18金の方が高く売れる:

買取価格の目安(1gあたり):

変色のしやすさ

18金(K18)

変色しにくい理由:

特徴:

14金(K14)

やや変色しやすい理由:

特徴:

対策:

金属アレルギーとの関係

金属アレルギーの原因

金属アレルギーを起こしやすい金属:

金(ゴールド)自体:
金属アレルギーを起こしにくい安全な金属です。ただし、18金や14金は純金ではなく合金のため、混ぜられている金属によってアレルギー反応が出ることがあります。

18金と14金のアレルギーリスク比較

18金(K18):

14金(K14):

金属アレルギーがある方へのアドバイス

おすすめの選択:

  1. 最優先:18金以上(K18、K22、K24)
  2. 次善:プラチナ(Pt950、Pt900)
  3. 避けるべき:14金以下、メッキアクセサリー

注意点:

パッチテストを:
金属アレルギーが心配な方は、購入前にパッチテスト(皮膚科で可能)を受けることをおすすめします。

18金と14金、どちらを選ぶべき?

18金(K18)を選ぶべき人

こんな方におすすめ:

18金のメリット:

18金のデメリット:

14金(K14)を選ぶべき人

こんな方におすすめ:

14金のメリット:

14金のデメリット:

用途別のおすすめ

婚約指輪・結婚指輪

おすすめ:18金(K18)

理由:

注意点:
毎日着けるため、定期的なメンテナンス(研磨)が必要です。

カジュアルなリング・ブレスレット

おすすめ:14金(K14)

理由:

ネックレス・ペンダント

おすすめ:18金(K18)、14金(K14)どちらでもOK

理由:

イヤリング・ピアス

おすすめ:18金(K18)

理由:

チェーンブレスレット

おすすめ:14金(K14)

理由:

見分け方と確認方法

刻印を確認する

18金の刻印:

14金の刻印:

刻印の場所:

刻印が見にくい場合:
拡大鏡(ルーペ)を使うと見やすくなります。ジュエリーショップでも確認してもらえます。

色で見分ける

イエローゴールドの場合:

注意:
単体で見た場合、慣れていないと区別が難しいことがあります。

重さで見分ける

同じサイズなら:

価格で推測する

同じデザインなら:

よくある質問

Q1. 18金と14金を一緒に着けても大丈夫ですか?

A. 問題ありません。ただし、色の違いが気になる場合があります。イエローゴールド同士なら、18金の方が濃い色なので、コーディネートする際は色の違いを意識すると良いでしょう。

Q2. 18金と14金、どちらが長持ちしますか?

A. 変色のしにくさでは18金、傷のつきにくさ(物理的な耐久性)では14金に軍配が上がります。大切に扱えば、どちらも何十年も使用できます。

Q3. 海外旅行のお土産で買った金が14金でした。日本で使っても恥ずかしくないですか?

A. 全く問題ありません。14金は海外、特にアメリカでは主流です。デザインが気に入っているなら、自信を持って着けてください。

Q4. 14金は安物ですか?

A. いいえ、安物ではありません。14金も立派なゴールドジュエリーです。ティファニーなどの高級ブランドでも14金のジュエリーを扱っています。用途に応じた適切な選択です。

Q5. 18金のジュエリーを14金に作り替えることはできますか?

A. 技術的には可能ですが、通常は行いません。18金の方が価値が高いため、わざわざ14金にするメリットがありません。リフォームする場合は、同じ純度を保つのが一般的です。

Q6. 金属アレルギーがあります。18金なら絶対大丈夫ですか?

A. 18金は金属アレルギーのリスクが低いですが、「絶対に大丈夫」とは言えません。18金にも25%の割金が含まれており、その成分によってはアレルギー反応が出る可能性があります。心配な場合は、皮膚科でパッチテストを受けるか、より純度の高い22金や24金、またはプラチナを選ぶことをおすすめします。

Q7. 18金と14金を見分けるプロの方法はありますか?

A. プロは比重計を使って正確に測定します。また、試金石という特殊な石に金をこすりつけ、試薬で反応を見る方法もあります。一般の方は刻印を確認するのが最も確実です。

Q8. 14金の方が硬いなら、婚約指輪も14金の方が良いのでは?

A. 一理ありますが、婚約指輪は「一生もの」「特別なもの」という意味合いが強いため、日本では高級感のある18金が選ばれることが多いです。また、婚約指輪は毎日着けない場合もあり、傷の心配は結婚指輪ほど大きくありません。

Q9. チェーンは18金と14金どちらが切れにくいですか?

A. 14金の方が硬く切れにくいです。特にネックレスチェーンやブレスレットチェーンなど、引っ張られる可能性のあるアクセサリーは、14金の方が丈夫で安心です。

Q10. 18金の指輪を毎日着けていますが、すぐ傷だらけになりますか?

A. 普通に使用していれば、すぐに傷だらけになることはありません。ただし、重い物を持つ、パソコン作業が多いなど、手を酷使する場合は細かい傷が蓄積します。定期的に専門店で研磨してもらうことで、新品のような輝きを取り戻せます。

その他の金の純度との比較

24金(K24・純金)

特徴:

向いている用途:

不向きな用途:

22金(K22)

特徴:

向いている用途:

10金(K10)

特徴:

向いている用途:

注意:
10金は金の含有率が50%を下回るため、「ゴールド」と呼ぶのをためらう人もいます。日本ではあまり流通していません。

金の純度比較表

純度 金含有率 硬度 価格 主な用途
24金(K24) 99.9% 非常に柔らかい 最も濃い 最も高い 投資、シンプルなジュエリー
22金(K22) 91.7% 柔らかい 非常に濃い 非常に高い シンプルなジュエリー
18金(K18) 75% やや柔らかい 濃い 高い 婚約指輪、高級ジュエリー
14金(K14) 58.5% 硬い やや薄い 中程度 カジュアルジュエリー
10金(K10) 42% 非常に硬い 薄い 安い ファッションジュエリー

購入時の注意点

刻印の確認

必ずチェック:

刻印がない場合:

信頼できる店舗で購入

おすすめの購入先:

避けるべき:

鑑別書・保証書の確認

高額なジュエリーの場合:

価格の相場を知る

チェックポイント:

手入れ方法の違い

18金の手入れ

日常のケア:

注意点:

14金の手入れ

日常のケア:

注意点:

まとめ:自分に合った金を選ぼう

18金(K18)が向いている人

14金(K14)が向いている人

金の純度による違いまとめ

項目 18金が優れている 14金が優れている
色の美しさ
高級感
変色しにくさ
金属アレルギー
買取価格
硬度・丈夫さ
傷のつきにくさ
価格の安さ
軽さ
日常使いの気軽さ

最後に

18金と14金、どちらが「良い」というわけではありません。それぞれに特徴があり、用途や好み、予算によって最適な選択は変わります。

大切なのは、それぞれの特性を理解した上で、自分のライフスタイルや価値観に合ったものを選ぶことです。

選び方のポイント:

どちらを選んでも、適切にケアすれば何十年も美しく使い続けることができます。この記事を参考に、あなたにぴったりのゴールドジュエリーを見つけてください。


この記事のまとめ

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